医者は身を粉にして患者さんに尽くすべき?

今とても医師のQOLに対して真剣に取り組んでいる先生の元で研修させてもらっていて、医師のQOLについて考えさせられます。

17時に普通の業務を終えて、救急外来で日によって違うけど、夜中の2時とかまで働くのが当直。その当直明けはお昼で帰るようにと言われて、「昼以降もいてもいいですか?」と聞くと、「それが他の人に無言のプレッシャーになるんだ。昼で帰りなさい」と言われてしまいました。

確かにONとOFFをはっきりさせることで仕事も充実するし、医師の仕事量は多すぎる感じもあります。「医者はプライベートを無視してでも患者さんに時間を費やすべき」という考えが重荷すぎて、楽な所に走ってしまう人も僕の知る範囲でも多く見受けられます。
今の医学生は半分くらい女性になってきている分、女性でも働けるような環境作りをする必要は確かにあると思います。

しかし日本全体で考えると「自分が楽をする分、誰かにしわ寄せが行くのでは?」とも考えてしまいます。また医師が自分のことを大事にしすぎて、患者さんへの治療が疎かになるなんてことになってはいけないとも思います。

もし、自分の親を預けるなら、自分のQOLを大事にしている医師か、身を粉にして働いている医師のどちらに預けますか?

僕は何となく、身を粉にして働く医師かなと最初は思ってしまいました。でもそうじゃなかったですね。QOLだけにうるさい人は患者さんに本気じゃないことが多いのは事実。QOLを全く気にしない人は患者さんに本気で本気な気持ちを持っていることが多いのも事実。でもどっちでもいいんですよ。本気な人ならどっちでもいい。

僕が親を預けたいのは、本気で患者さんに寄り添ってくれる人です。

だから本気で患者さんに対して寄り添えるために医師のQOLを求めることはよいことだと思います。今の医療の現場で言えば、少しQOLを無視し気味だと思います。そのせいで不満の声が上がっています。だから患者さんに本気な人が、患者に本気であるために医師のQOLを上げるよう声を大にして言うことはいいことだと思います。

でも医療費が崩壊しているので、なかなか上げられない。その根本を変えないといけないですね。医療にお金がうまく回るようにするといいんじゃないかなと思います。単に医療費や保険点数を上げろというわけではなくて。

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