今日は台風来ているそうですね!明日は台風だから休み…なーんてことはないですね。病院って入院してる患者さんはずっといますもんね。台風が来て授業が休みになる学生時代のあの嬉しさはもうないと思うとちょっと残念です(笑)
明日は症例発表という一ヶ月の研修で学んだことを先生方に発表してきます。
学生時代にも何度かプレゼンを作ったことはあったのですが、指導医の先生にコテンパンに訂正されました。
なんとか形になりました。
一般の人にとって医者は何しているのか分からないと思います。勉強していないと分からないので内容は理解する必要はありませんが、医者はこんな発表をしているってことを一般の人に知ってもらいたいと思ったのでスライドを載せました。
(個人情報には気をつけてあるのですが、もし公表に適していない部分がありましたらコメントにてご指摘お願いします。)
2部構成で、1部は一人の患者さんの病気の流れをまとめたもの。2部は自分がそこから学んだことです。
まず1部から。
気管支喘息の1患者さんの病気の流れについての発表です。よろしくお願いします。
入院した時にどんな状態であったかを説明します。赤字が大事です。
血液を取って、検査しました。喘息なので特に血液検査では大きな変化はないですが、出る人もいます。他に病気を持っていないかもチェックします。
喘息はアレルギーととても関連があるので検査しました。他の病気ではあまり検査しないところです。
胸のレントゲンには異常なし。進行していると正常とは異なってくるので撮る必要があります。
入院後はどんな治療をし、どんな風に症状が変化したか。とても良くなっています。子供なのでだいたいは経過良好ですが、大人だとそうはいかないことも多いです。
退院時、症状がない時にどれくらい空気の通り道(気道)が細くなっているか検査しました。あまり細くなっていなかったです。今後の喘息のコントロールに使います。
ここまでが一人の患者さんに注目した内容です。
次に学んだことを説明していきます。
発作が起きますが、強さによって4つに分類できます。小発作くらいなら、お家で対応してもらいます。
発作の大きさによって、治療のしかたが変わります。発作が強ければ命にも危険があるので、もちろん強い治療をします。
普通はここで終わりなんですが、僕は発表も自然体でしたいので、小児科で研修している時に考えついたことを宣言しました。
以上です。
すべてこれが一般的というわけではありません。
医者1年目のぺーぺーである僕が作ったプレゼンなんで甘い部分もあるかと思います。ですが、その甘いところを指摘してもらいより深く学んでいくためのプレゼンなのでこの場では気にしないで下さい。
少し医者のしていることが想像できましたか?
できていれば幸いです。