驚き!夢の中で行われていること。

100冊リレー3冊目!
心理学概論を読んだ。

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目的は、
1.心理学の視点から健康を考える
2.深みのある本を読み、根本の知識を身につける

の2つ。

前に読んだ2冊は一般の人向けの本なので、どうしても内容が薄い。やっぱりエッセンスが凝縮された深みのある本や名著を読まないといけないと感じてる。

 

この本は「京大の叡智を結集した本格的大型テキスト」と題され、

教育学研究科から霊長類研究所まで、学部を越えた京都大学心理学系教員による、学術的に正確かつ読みやすく、スタンダードな本格的大型テキスト。心理学の先端的研究を支える将来の研究者の養成はここから始まる。

とあって、「おお!面白そう!」「京大で知られている知識が分かればすごいな」と思って読んだ。

 

 

半分くらいは医学教育の中で学んだことだったけど、意識や睡眠、感情について科学された今までの知見をまとめてあったのが勉強になった。

 

 

ここでこの記事を読んで下さっているあなたに質問を。

 

 夢が何をしているか知ってますか?

 

夢にはちゃんとした意味があると考える人も多いと思いますが、果たして。。。

 

 

 

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そもそも夢は眠っている時に見るものだけど、

クジラやイルカなどは行動しながら左右半球の片方ずつ睡眠をとる(Siegel,2005)らしい!

そのくらい睡眠は脳にとって必要な行動なんだ。

 

眠る理由はよく知られている通り、記憶を定着させるため。

英単語の意味を覚える時に頭の中で何度も繰り返すけど、同じことを寝ている時に脳が勝手に行ってる。

眠ってる方が外からの刺激の処理をほとんど行う必要がないから、覚えるのに向いているわけ。

 

 

そして面白いのが、急速眼球運動(寝ている人が目を動かすアレ)は、内因性の神経活動をもとにランダムな情報処理を行った結果として生じるものと言われているところ。

噛み砕いて言うと脳が動くから、刺激が伝わって目が動いているらしい。

 

目って実は発生学的に脳と同じものからできている(正確に言うと眼球は違うけど網膜までが外胚葉由来)。

脳が電気信号を送って記憶を定着させてるから、その刺激が同じ脳神経でできてる目まで伝わって動く。

全くモノが見えたことがない先天性盲人や新生児にも急速眼球運動は出るし、

半側空間無視(脳梗塞でおこることがある左半分を無視してしまう症状)患者の覚醒時とレム睡眠時の眼球運動を形態によって分類し、覚醒時と同様に特定の眼球運動のみがレム睡眠中でも欠落していたこともあり、この考えは正しいように思える。

 

そして最後に仮説段階ではあるが、レム睡眠を

脳自体が入力(知覚)も出力(運動)も抑制して外界から隔絶した状態で自らを活性化させ、覚醒時に獲得した記憶・情動体験と、長期記憶や行動パターンとの統合・再構築を行っている状態

とまとめている。

 

つまり仮説だけど「夢は何をしているか?」についての結論は、

 

脳が感じることや動くことを一旦やめて、起きている時に得た記憶を今までの記憶と統合して再構築してるってこと。

その結果目が動いてる。目が動いてるから夢を見てるんじゃないのか!

んー、面白い!!!

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