救命救急センターで学んだ3つのこと

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先月は救急救急センターを回ってました!

 

今日はそこで学んだことを3つ紹介します。

 

 

 

 

1.急性期の戦い方

去年も回っていたし、肝は据わってきた。

 

死ぬかもしれないと思うとただ焦るだけで、何をしたらいいか分からなくなりがちだった。

 

優先順位に合わせ、「この人は助かる!」としてやるべきことをやる。学んだ武器を使っていく。

 

まだ武器は少ないけれど、やり方は少し分かってきた。

 

結局敗血症(血に菌がいる状態)で、輸液ガンガン昇圧薬バンバン使って血圧を保っても山を乗り越えられず、むくむくになって、腸が腐ってしまったり、助からない時も大いにある。

 

それでも10人に1人が元気に助かるとすれば、やる価値がある。

 

それが今の通説。僕もそう思うけど、今後は少し変わるかもしれない。

 

 

 

 

 

2.研修医プログラム

うちの救命医療センターでは、研修医向けに週2回11時から1時間講義がある。

 

注目すべきは教えてくれる人が医師だけでなく、看護師、ME、救命士、ソーシャルワーカーさんもいるところ。

 

MEさんは医療機械のプロで人工呼吸器や難しいPCPS, PICCOの考え方を教えてくれる。

 

ソーシャルワーカーさんは急性期を過ぎた患者さんの転院先病院の探し方や病院を超えたフォローについて教えてくれる。

 

以前の記事でも書いたが、超高度に複雑化した現代医療において、1人の医者が全部知りつくした上で判断するなんて不可能だ。

 

互いの専門性を高めながら、それぞれの職種から意見を出し合い、最善と思われる治療方針を出していく必要がある。

 

今はやはり医師個人の力に依存しすぎており、こういった活動はチーム医療をより実践するための架け橋になると感じた。

 

 

 

3.学会の使い方

うちの教授はいろんな人・コトの使い方に長けている。

 

端的に言うと学会で最先端を把握し、質問をうまくして、MR(製薬会社の営業マン)をうまく活用して、研究を練り、インパクトのあるものを作っている。

 

学会ってなかなか使える。短時間で各病院で行っている面白いアイデアがもらえる。

 

自分がやろうとしていることは他の病院ですでにやっていないかチェックできるし、有名な先生に質問をぶつけることで良い回答が得られなければ、それは研究する価値があるということになる。

 

薬や機械を使うことがほとんどだし、MRさんとWin-Winの形を作れば、手伝ってもらえる。

 

そこで良質な研究ができ結果を出せば、エビデンス重視の時代であるからこそインパクトを全世界の病院に打ち出せる。

 

そうすると人も集まり、もっと大きなことができるようになるわけだ。

 

 

 

【今日のまとめ】

「この人は助かる!」として学んだ武器を使っていく。

多職種が研修医を教えるとチーム医療の架け橋になる。

学会をうまく使うとよい研究デザインができる。

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