医療だけで考えてはいけない 〜3ヶ月の地域医療を経験して〜

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もうすぐ群馬での3ヶ月の研修が終わる。

 

まずは地域医療の難しさを実感した。

 

今までは大きな病院で研修していたからだいたいの救急車は取れたんやけど、今は中規模(100床)の病院で、自分1人が当直している。 救急車は断りたくないのに、自分のスキル的に無理だったり、病院のリソース的に無理だったりするのが悔しい。

 

急変しそうな人が来ないと分かって内心ホッとしている自分が悔しい。

 

困ってる人を助けたくて医者になったんやろ?

 

助けを求める手を掴まないでどうする?

 

重症の人だから逃げるってのはしたくないな。

 

悔しい思いをしたけど、ちょうど来月からは救急医療で有名な東京ベイ浦安で2ヶ月研修できる。 いいもん吸収してこよう。

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救急医療は専門医が沢山いる都会の方がいいけれど


でも外来に来る患者さんたちを見ていて、こうも思う。

 

90歳超えのおじいちゃん、おばあちゃんが本当に元気だ。

 

それは病院の医療のおかげではなく、別の要因がある。

 

90歳でも現役で仕事して、野菜食って、健康的な暮らしをしてるからなんやろうと、誰でも分かりそうなことを言ってみる。

 

すごく印象的だったのは98歳のおじいちゃん。

 

「銭はたまらんけど、関節の液はたまるんやな。」

 

とか、

 

「緑を見ているだけでいいんだ」

 

「指は曲がってるけど、心は曲がってない」

 

とか言うねん。

 

入院中のお見舞いには家族たちが、ひ孫まで連れてぞろぞろとやってきた。

 

このおじいちゃんは、素敵な人生を歩んできて、今も歩んでいる。

 

例え最先端の治療をすぐに施すことができなくても、 このおじいちゃんに代表されるようにコミュニティ全体としては元気に長生きできていたら、そっちの方がいいんじゃないか。

 

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