とある大学院に入学しました。

4月から色々と変わりました。

 

専門医になることを諦めました。

 

まぁ諦めたのは1年ほど前ですが。

 

そして今は何をしているかというと、大学院に入りました。

 

 

千葉大学です。先進予防医学共同専攻の博士過程に入りました。

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その中でも近藤克則研究室でこれから3-4年お世話になります。

 

 

なぜここに入ることになったかと言うと、

 

私が今まで会った女性の中で一番人を巻き込む力がすごい、世界を変える人だなぁと思っている先輩(ドクター由衣子)と飲んでいる時に、

 

「大地くんは絶対千葉大に来た方がいいよ」

 

と言われ、巻き込まれました(笑)

 

 

いやいや、もちろん最後は自分で決めましたよ。

 

私自身、健康に関して色々と予防活動する中で限界を感じていたんですね。

 

特に1人の医師として、患者さんの生活習慣指導をしようと思ってもうまくいかないことばかりでした。

 

病気で苦しむのは70歳とかそのくらいの年代で、その前の痛みも何もない30代40代の人に、

 

「減量しましょう!」「節酒しましょう!」「禁煙しましょう!」と言ってもなかなか変わらない上に、アプローチできる人数は限られています。

 

「もっと別のやり方が必要だな」と感じていたところ、近藤ゼミに見学に行き、これだ!と教えてもらいました。

 

 

「SDH」です。

 

 

SDHとは、social determinants of healthの略で、健康における社会的決定要因のことです。

 

例えば私がずっと診ていた糖尿病患者さんを例にすると、

 

30代男性で体重100kg強だったのですが、

 

はじめは内服薬を処方しながらせっせと生活指導をしていましたが、悪化の一途。

 

インスリンも導入して、量もどんどん増やしながらも生活指導を続けました。

 

それでも悪化するので、最終的には入院してもらい、なんとか少し改善の兆しが見えたところでした。

 

その人の悪化の原因は、決してその人の「意思が弱い」からではありません。

 

原因は、「激務」でした。

 

24時間営業の職場で、バイトの学生が休めば店長の自分がなんとかしなくてはいけないとか、

 

会社命令で単身赴任しなくてはならなくなったとか。

 

そんな状況では、自分の身体をいたわることはできません。

 

 

世の中には、そういった健康を左右している要因が「個人」ではなく、「社会」にあるものが沢山あるのです。

 

収入や教育の水準なども健康に関係しますし、家の近くに緑が多いか、地域のつながりがあるか、なども関係するんですね。

 

そして、人の意思に訴えかけるよりもその人の環境を整えた方が健康になった!というエビデンスがどんどん出てきているんです。

 

 

そのSDHに関する研究発表をバシバシ出しているのが、近藤克則ゼミです。

 

JAGESというプロジェクトを動かしており、高齢者を対象に3年に一度14万人もの健康情報を集めており、これを使ったりして研究しています。

 

ハーバード大学と連携していたり、行政とも密接に関わっており、

 

なんかもう、まじでここ社会を動かしているぞ!という印象です。

 

いっちょやってやろう!って気になってきましたね(笑)

 

そんなわけで入りました。

 

頑張ります!!

 

興味のある方は、院ゼミはオープンなのでどうぞお越し下さい^_^

 

とある大学院に入学しました。」への2件のフィードバック

  1. Yamato.Moge

    久しぶりにブログ拝見しました。

    私自身の環境が変わった時に、なぜか大地君も環境の変化があり、前向きな姿勢を見ることができて、元気をもらっています笑

    『健康を左右している要因が「個人」ではなく、「社会」にある』
    場合もあると言うのは、全くその通りだと思います。

    30代男性のケースで疑問に感じた点もありますが、そういった事も含めて、機会があれば院ゼミに参加させていただきたいものです。

    返信
    1. daichi 投稿作成者

      Moge
      メッセージありがとう!!!
      環境変わったんやな!また話聞かせて!院ゼミは月1−2回水曜夜にやってるのでぜひ!

      返信

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