もうすぐ引っ越しをするので、連休は家の片付けや新生活に必要なものを買いに行ってきました。
本棚を整理するために、リサイクルに出すものと持っていくものを分けているのですが、面白い本はすらすらでも全部読み直してしまうので時間がかかります(笑)
その中で特に胸に響いたのが「ユダヤ人大富豪の教え」でした。
会計、法務、営業、PRなど起業に必要な知識を得る本ではなく、自分の在り方を示す本を久しぶりに読んだ気がします。
大学時代を思いだすようで心地よく、今読んだからこそ得られる新たな示唆をもらえました。旧友から譲り受けた本で、これは次の人生にお供させようと思います。
「ユダヤ人大富豪の教え」からの学び
この本は実話をもとに20歳の主人公が、渡米中にユダヤ人大富豪の老人から「幸せな」金持ちになる秘訣を色々と教えてもらうスタイルで話が進みます。
色んな本で似たようなことが書いてありますが、この本は余計な情報が削ぎ落とされていて、本当に大事なことだけを分かりやすく書いてあります。
大学生の頃に読んだ時から色んな経験を経て、書いてあることの意味が分かったり、実体験として納得することばかりです。
例えば、ビジネス成功の5原則を以下の5つに分けています。
1.好きなことを見つける
2.そのビジネスで成功に必要なことをすべて学ぶ
3.小さくスタート、短期間で大きくしない
4.儲かるシステムを作る
5.自分がいなくても回るシステムを作る
この5つのうち私は1はやってきて、2と3を実践中です。4をなんとか実現しようと模索中で、5はまだ先ですね。
この他にも、
スピーチの天才になりなさい。どこに行っても、自分の考えを1分ではっきり、さわやかに感情に訴えて話せるように準備しなさい。
と書いてありますが、私自身自分の事業を1分(や10秒)でプレゼンしないといけない場面も多く、必要性を感じています。感情に訴えるのが大事ですね。もっとできるようにしたいスキルです。
またシンプルにビジネスの本質として、以下の2点を心に留めておきたいと思いました。
君が提供したサービスの量と質=君が受け取る報酬額
ビジネス=人がお金を払ってもいいと思えるくらい価値あるサービスやものを提供すること
予防医学はビジネスにしにくいと言われますが、お金を払っていもいいと思ってもらえるサービスやモノを提供できれば、予防医学だろうと上手くいくということです。
売れるのが当たり前というイメージをもつ
ユダヤ人大富豪は営業のスペシャリストであり、営業において一番大事だと言い切ったのが「イメージ」です。
ものを売るときは、売れるのが当たり前という感じをもつことがいちばん大切だ。この素晴らしい商品なら間違いなく飛ぶように売れるとイメージすることだ。
これから私が実際に製品を売っていくときに、意識したいと思いました。
また一人ひとりを大切にするとよいことが腑に落ちる考え方として、
「300人の知り合いがいれば、その先に300×300=90,000人がいて、その先に300×300×300=27,000,000人がいる。」という話がありました。
実際にfacebookで友達は300人以上いますし、その友達にも300人以上いることが多いです。
周りを大事にすれば、知り合いの知り合いの知り合いまで辿るだけで2700万人いる計算です。実際には友達はかぶりますが、それでも1000人以上友達がいる人もいたり、その先まで伝わることも考えれば、波紋のように広がると考えていいでしょう。
本当に素晴らしいもので、心の底から買った方がいいと思えるものを作れば、人づてに売れていくわけです。
尊大にならずにセルフイメージを上げる
もちろん本著ではサービスが売れるイメージだけでなく、セルフイメージの大切さにも触れています。
私は、偉そうにしたくないという気持ちが強く、高いセルフイメージを持つこととの両立に難しさを感じるのですが、よいセルフイメージはありありと描いて、実現していきたいですね。
「ビジネスで運動器疾患予防に立ち向かう新進気鋭の起業家医師」という感じでしょうか?
書いていて恥ずかしい(笑)
でもまぁ、気づいた折々でセルフイメージを上げていきます。
ワクワクするような目標を立て、目標を達成したところをイメージして楽しむ。目標を細分化し、具体的な行動ステップに落とし込む。
10メートルの高さを1回のジャンプで飛ぶことはできない。だが、30段の階段をつければ、なんてことはないんだよ。
当たり前のような本質をひと通り見返すことができる名著でした。