カテゴリー別アーカイブ: 本の紹介

試すことに失敗はない。「仕事は楽しいかね?」を読んで。

「仕事は楽しいかね」という本を読みました。

この本は非常に薄く、ストーリーがある本ですぐに読めてしまいます。

にもかかわらず深みのある本です。

今回本を読んだあとに、面白かった内容をまとめるためにドッグイヤーをしたところ、ほとんどのページを折り曲げてしまいました(笑)

すぐに読めてしまいますし、とてもおもしろいのでぜひ買って読んで頂ければと思いますが、私の備忘録も兼ねて少し話をまとめて抜粋したいと思います。

 

人は、変化は大嫌いだが、試してみることは大好きなんだ


この本は、真面目に働いてきた35歳のビジネスマンが、雪で飛行機が飛ばなくなり空港で足止めされて、その夜に起業家として巨万の富を築いたおじさんに仕事の本質について色々と話してもらい、一晩にして生き方が変わる、という形で話が進みます。

まず「仕事は楽しいかね?」と聞かれ、「人生とは、くだらないことが一つまた一つと続いていくのではない。一つのくだらないことが<何度も>繰り返されていくのだよ。」と説かれます。くだらないことが続くな、と思ったら何かを変えた方がいいでしょう。

どう変えるのか?それは、試すこと。

試すことに失敗はない

この本の最も重要なキーワードは「試すこと」です。

「人は、変化は大嫌いだが、試してみることは大好きなんだ。」「遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る。」「きみたちの事業は、試してみた結果失敗に終わったんじゃない。試すこと自体が欠落していたんだ。」「明日は今日と違う自分になる、だよ」と数多くの胸に響くフレーズが例を交えて続きます。

例えば、アップル・コンピューターを作ったスティーブ・ウォズニアックが第一号をどんな理由で作ったかというと、自家製コンピュータークラブの仲間にただ自慢げに見せただけだそうです。そのコンピューターを売るというアイデアもなく、友人のスティーブ・ジョブスにすすめられたのが始まりでした。

試した結果、偶然が生まれます。「必要は発明の母かもしれない。だけど、偶然は発明の父なんだ」とあるように、偶然を味方にすることが大事です。

 

もし宇宙が信じられないような素晴らしいアイデアをくれるとして、きみはそれにふさわしいかね?


偶然のチャンスを見逃さない、というのは思ったよりも難しいかもしれません。「もし宇宙が信じられないような素晴らしいアイデアをくれるとして、きみはそれにふさわしいかね?」「だれだって、後からだったら、何だって言える。革新というのは簡単そうに見えるものなんだ、後から見ればね」

例えば、コカ・コーラの話。

コカ・コーラの創始者であるジョン・ペンバートンは、もとは薬屋でした。何十種類もの治療薬を考案して販売していました。ある日、二人の従業員が勝手に新しく作ったシロップの頭痛薬を水で割って飲んでいました。ペンバートンはその時、ソーダを入れたらもっと美味しいんじゃないかと考え、コカ・コーラという名前をつけて店で売ることにしました。

あなたなら頭痛薬を勝手に飲んでいる従業員を見てどうしますか?普通なら怒りますよね?それをソーダにしたらもっと美味しいと言って売り始めたところがコカ・コーラ創始者のすごいところです。

次にリーバイスの話。

リーバイ・ストラウスは、金採掘の鉱夫に必需品を売って儲けようとしたが、テント用の汚い帆布だけ売れませんでした。なんとか売ろうとするも売れず、市場でズボンが品薄になっていることに気づき、テントの生地でオーバーオールを作らせました。そうすると採掘に必要な丈夫なズボンとなり、金の採掘には行けなくなりましたが、見事に金を掘り当てたのでした。

この例でも、ズボンを売って欲しいと言われたときに、「うちはテントの帆布しかないんだ!」と言わずに、偶然のチャンスをきっちり掴んでいます。「売れ残ったテント用の帆布を使って 何をすべきか考え続けてこそ、リーバイスのジーンズを思いつくことができる」わけです。

 

問題を解決しなくてもいい。仲良くなる方法もある


また問題を解決せずに、仲良くなるという方法もあります。

例えば、マジックテープをつくった人は、オナモミの実(引っ付き虫)がウールの服について、払い落とすのに困りました。しかしそこでどんなふうにくっついているのか気になり、顕微鏡で見たところトゲトゲが小さな鈎(かぎ)になっており、ウールの生地は糸の輪になっていることを知ります。つまり実の鈎が、服の糸の輪に引っかかっていました。そして何年も実験を繰り返してようやくオナモミの構造を再現することができ、ベルクロ(マジックテープ)を作ったのです。

私も、「自分の歩き方は見えない」という問題と仲良くなってもいいんだなと思いました。

 

10回中9回失敗するチャレンジだったとしても


チャンスを掴んでも100%成功するわけではありません。むしろ10回中9回は失敗に終わるかもしれません。しかし知っておいてほしいのは「成功の宝くじでは、勝つチャンスは何百と手に入るし、そのほとんどは大損するようなものじゃない」といいます。

例えば、自分が家や車なども合わせて全財産1000万円の資産を持っていて、相手が1億円を賭け、サイコロの目の大きい方が総取りするような勝負があるとします。五分五分で10倍のお金が手に入るとしても、奥さんのことやすべてがなくなることを考えたら勝負には出られないでしょう。でももし持っているものが半分に減るだけだとしたら少しは積極的になるかもしれません。

 

あらゆるものを変えて、さらにもう一度変えること


そして10回中9回の失敗ではなく、10回中8回くらいに確率を上げる方法は、よくしていくことです。「あらゆるものを変えて、さらにもう一度変えること」。

例えば、赤字状態が続いていた紳士服屋の話。

店の中にあるあらゆる商品を並べ替えること、開店時間を朝早くに変えること、熱帯魚の入った大きな水槽を買うことをコンサルタントに言われました。そのとおりにしてみると、水槽の置いてある紳士服の店なんて見たことがなく、店員も創造的になり、出勤前のビジネスマンが入り、同じものでも客が違った風に見え、売上が30%伸びたそうです。

ウォルト・ディズニーも白雪姫の中で、井戸の底で水の向こうに映し出される顔が水面に揺れ、水のしずくがポタポタ落ちて、さーっと波紋が広がる様子を表現しました。まだコンピューター・アニメーションなんてなかった時代に。

 

私の学び


立派なビジョンを持って、それに向かって突き進んだわけじゃない。彼らはみんな、目標設定者でもなく計画立案者でもなかった。彼らは冒険者だったんだ。

孫さんやイチローみたいになろうとしなくていいんです。自分には自分の強みがあるし、自分の冒険を楽しめばいい。私はこの上なく冒険が好きです。自分の中で、心の声に従って色々試して生きてきたけれど、それでいいんだ!と自信になりました。今後も試していきましょう!

そして、これでいいやと満足してはいけないこと。さらによくすること。「こんなもんかな」と思うのではなく、「まず試しに作ってみた。そこで終わらずに、それをもっとよくしていこう!」と考えていきます。

誰もが学ぶべき「学び方」についての学び

先日「学び方について学び」を得てきました。

友人のまーぼーこと古瀬正也氏のfacebookが盛り上がっており、アーリック・ボーザー著の「Learn Better」の読書会に行ってきました。

会に参加し始めた時、なぜ私は、この会に参加したのか改めて自分に問いました。

そして大きく2つ目的があることに気づきました。

①子育てのため

まだ生まれてはないんですがw子育ての要点を、一つ一つのテクニックや戦術に惑わされず、全容を知った上で、体系立った軸をベースに教育したいと思いました。

②高校生向けの講演のため

ちょうど明日に中高校生に講演する機会があり、中高校生の学びのためにどんなことを話すべきか参加する前に悩んでいました。またワークショップも予定しており、読書会でのワークショップのやり方が私の知らない方式を採用していたので、それがどんなのか知りたかった面もありました。

一応付け足しとしては自分自身の学習効率を上げるためという意図もありました(そして想像以上に自分の学びになりました)。

 

学びにおける6つのフェーズ


Lean Betterによると、学びには6つのフェーズがあります。

①価値を見出す(Value)自分にとって、これは重要だ!と思う。
②目標を決める(Target)目標を決め、プロセスに分け、計画する。
③能力を伸ばす(Develop)実行する。モニタリングやフィードバックする。
④発展させる(Extend)基礎から踏み出して、知識を応用する。要約、人に説明、発表など。
⑤関連づける(Ralate)すべてがどう噛み合うかが分かる。構造の理解。
⑥再考する(Rethink)見直す

以下に①~⑥の学びを羅列します。

 

①価値を見出す(Value)


価値を見出すこと。これが最も重要
・価値を見出すには、「自分との関連性」が必要。関係のあることに、価値がある。
意味のない学びほどつまらないものはない
・モチベーション=費用(コスト)+効果(価値)+期待感
・大事だと言われても逆効果のことがある
・理性と感情(情動)で人は動く
・知的努力には、伝染性がある(同調圧力のいい側面)
→例)エリート校の成果を支えるのは同級生(※校舎、先生、カリキュラムではない)

 

②目標を決める(Target)


・学習は、順序立てて、プロセスを追って行うもの
・一つ一つ進めていくためには、計画や目標設定が必要

 

③能力を伸ばす(Develop)


・自分を改善する方法を探さない事が多い
→例)小学校を卒業してからは真剣に字の練習をしない
・モニタリングとフィードバックが重要
→悪い例)バスケの練習で、入った本数も記録しない
→良い例)医療チームが、手術中のミスをすべて書き出す
・フィードバックは徐々に少なくするとよい
・常にレベルを上げていく。少し背伸びした状態になるように

 

④発展させる(Extend)


・学習とは、外から脳にしまい込むことではない
・学習とは、生産活動(結びつけるプロセス)である
→悪い例)マーカーを繰り返し引く、繰り返し読む
→良い例)要約する、ブログにアウトプットする
→良い例)高校生の授業でインターネット上に作品集を作る
・多様性のある環境で違いに気づき、人は賢くなる

 

⑤関連づける(Ralate)


・専門知識とは、表層の知識や単体の知識ではない
専門知識とは、体系化・ネットワーク化かれた知識
・専門知識があると、つながりや関係性が見えており、応用することができる
・習熟すると無意識化し、脳に空きスペースができてさらに深めることができる
・学習するとき、脳では、既にある知識+新しい知識を「束ねる」イメージで行われる
・メタ認知、俯瞰的にみられるとよい

 

⑥再考する(Rethink)


・専門性を深めるほどに、自分が正しいと思いがち
・常に考えを見直す必要がある

 

学び方を学ぶと、どんなことにも応用できます。人生100年時代なので、生涯学ぶことを考えると、その学び方に関する知識を持っておくとよいと思います。

今回まさに、学び方に関する断片的な知識がつながり、自分の中で学び方について知識を束ね、体系化することができました。

一番大事なのは、やはり「価値を見出すこと」ですね。意味のない学びほどつまらないものはありません。

子育てにおいても同じです。子どもに意味に気付かせてあげられるかもしれないですし、最も大事なのは何に意味を感じたかを見て、それを追求させてあげられる環境を整えることだと思いました。

「幸せな」金持ちになる秘訣。10年ぶりに読んだユダヤ人大富豪の教え

もうすぐ引っ越しをするので、連休は家の片付けや新生活に必要なものを買いに行ってきました。

本棚を整理するために、リサイクルに出すものと持っていくものを分けているのですが、面白い本はすらすらでも全部読み直してしまうので時間がかかります(笑)

その中で特に胸に響いたのが「ユダヤ人大富豪の教え」でした。

会計、法務、営業、PRなど起業に必要な知識を得る本ではなく、自分の在り方を示す本を久しぶりに読んだ気がします。

大学時代を思いだすようで心地よく、今読んだからこそ得られる新たな示唆をもらえました。旧友から譲り受けた本で、これは次の人生にお供させようと思います。

 

「ユダヤ人大富豪の教え」からの学び


この本は実話をもとに20歳の主人公が、渡米中にユダヤ人大富豪の老人から「幸せな」金持ちになる秘訣を色々と教えてもらうスタイルで話が進みます。

色んな本で似たようなことが書いてありますが、この本は余計な情報が削ぎ落とされていて、本当に大事なことだけを分かりやすく書いてあります。

大学生の頃に読んだ時から色んな経験を経て、書いてあることの意味が分かったり、実体験として納得することばかりです。

例えば、ビジネス成功の5原則を以下の5つに分けています。

1.好きなことを見つける
2.そのビジネスで成功に必要なことをすべて学ぶ
3.小さくスタート、短期間で大きくしない
4.儲かるシステムを作る
5.自分がいなくても回るシステムを作る

この5つのうち私は1はやってきて、2と3を実践中です。4をなんとか実現しようと模索中で、5はまだ先ですね。

この他にも、

スピーチの天才になりなさい。どこに行っても、自分の考えを1分ではっきり、さわやかに感情に訴えて話せるように準備しなさい。

と書いてありますが、私自身自分の事業を1分(や10秒)でプレゼンしないといけない場面も多く、必要性を感じています。感情に訴えるのが大事ですね。もっとできるようにしたいスキルです。

またシンプルにビジネスの本質として、以下の2点を心に留めておきたいと思いました。

君が提供したサービスの量と質=君が受け取る報酬額

ビジネス=人がお金を払ってもいいと思えるくらい価値あるサービスやものを提供すること

予防医学はビジネスにしにくいと言われますが、お金を払っていもいいと思ってもらえるサービスやモノを提供できれば、予防医学だろうと上手くいくということです。

 

売れるのが当たり前というイメージをもつ


ユダヤ人大富豪は営業のスペシャリストであり、営業において一番大事だと言い切ったのが「イメージ」です。

ものを売るときは、売れるのが当たり前という感じをもつことがいちばん大切だ。この素晴らしい商品なら間違いなく飛ぶように売れるとイメージすることだ。

これから私が実際に製品を売っていくときに、意識したいと思いました。

また一人ひとりを大切にするとよいことが腑に落ちる考え方として、

「300人の知り合いがいれば、その先に300×300=90,000人がいて、その先に300×300×300=27,000,000人がいる。」という話がありました。

実際にfacebookで友達は300人以上いますし、その友達にも300人以上いることが多いです。

周りを大事にすれば、知り合いの知り合いの知り合いまで辿るだけで2700万人いる計算です。実際には友達はかぶりますが、それでも1000人以上友達がいる人もいたり、その先まで伝わることも考えれば、波紋のように広がると考えていいでしょう。

本当に素晴らしいもので、心の底から買った方がいいと思えるものを作れば、人づてに売れていくわけです。

 

尊大にならずにセルフイメージを上げる


もちろん本著ではサービスが売れるイメージだけでなく、セルフイメージの大切さにも触れています。

私は、偉そうにしたくないという気持ちが強く、高いセルフイメージを持つこととの両立に難しさを感じるのですが、よいセルフイメージはありありと描いて、実現していきたいですね。

「ビジネスで運動器疾患予防に立ち向かう新進気鋭の起業家医師」という感じでしょうか?

書いていて恥ずかしい(笑)

でもまぁ、気づいた折々でセルフイメージを上げていきます。

ワクワクするような目標を立て、目標を達成したところをイメージして楽しむ。目標を細分化し、具体的な行動ステップに落とし込む。

 

10メートルの高さを1回のジャンプで飛ぶことはできない。だが、30段の階段をつければ、なんてことはないんだよ。

 

当たり前のような本質をひと通り見返すことができる名著でした。

外見を磨いた方がいいという話。原石よりもダイアモンド。

人の心を掴みたいと思ったら、まず五感に訴えることが大切だ。

目を楽しませ、耳を楽しませる。そうやって理性を金縛りにして心を奪うのだ。

 

フィリップ・チェスターフィールドが書き記した「わが息子よ、君はどう生きるか」という本を読んでとても印象に残ったのは、「自分をよりよく見せる才を磨く」ことを重視していた点だ。

 

全9章あるうち、「時間を大切にせよ」とか「器を大きくせよ」とか「自分の意見を持て」とよくある話の中で、8章は人の心を魅了するために自分の外観を工夫するよう述べていて、具体的なアドバイスが沢山あるところが面白かった。

 

イギリス最大の教養人の1人として称され、大使や官僚としても活躍したチェスターフィールド。

 

そんな彼が父親として、自分の息子に宛てた歯に絹をきせぬ文章だからこそ、実際問題とても大事なこととして、章の一つに大きく取り上げて「外見」についてあれこれと述べていた。

 

 

彼は人を建造物に例えており、

 

「いくら頑丈な建造物でも野暮で殺風景であれば、わざわざ中に入って、仕上げや装飾を見るまでもないと思われても仕方がない。

 

ところが、外壁に装飾などを凝らして美を競っていたらどうか?

 

建造物にまったく興味のない人でも、思わず目を奪われ、どんなに不用意に通りすがった人でも、思わず足を止める。そして、中を見たいと申し出て、実際に中に入ってしまうに違いない。

 

人間も同じで、することなすことすべてに神経が行き届き、品位を感じられたら、見た瞬間に心を奪われ、その人に好意を抱いてしまうのではないだろうか。」

 

というように説明していた。

 

 

この本はイギリスのみならず全世界1100万人もの人々に読み継がれているそうだ。

 

1774年著だから240年も前の本なのに、今読んでも全く色褪せていない。見た目が大事だということは真理なのだろう。

 

中身は大事だ。

 

しかし中身だけの原石では見向きされない。外を磨くことで人を魅了してやまないダイアモンドとなる。

 

 

 

 

 

ちなみに今僕は沖縄の伊是名島というところにいます☆

沖縄

1週間だけ離島医療をしにきました。

島は小さくて、地域住民との距離が近いです。

脳みそがちぎれるほど考え抜けるか。

今日は朝から気持ちいい。

 

やっぱり先人の話を聞けるのはいい。

 

久しぶりに自己啓発本を読んだ。

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事を成す 孫正義の新30年ビジョン

 

 

二回目だけどだいたい忘れているもので、二度読んでも学びがある。むしろ二度読んだ方がいい。

 

以前の気持ちが蘇りながら、新たな気づきを得られる。

 

自分を確かめ、新しく得られたことを吸収する。

 

勉強もそうだけど、記憶というのは3回目くらいで定着するもので、よいものを自分に染み込ませることは単純な知識の習得よりも大事だ。

 

日々の中で偉人に囲まれることは難しいけれど、一方方向でも偉人と何度も会話できることは素晴らしい。

 

 

孫正義は脳みそがちぎれるほど考えていた。

 

少し引用すると、

 

10年分の予想損益を計算する予想資金繰り表、予想組織図、徹底的に作ったんだ。1年半かけて、40ほど新しい事業を考えて、その40の事業それぞれに全部作ったんですよ。10年分の予想損益計算表、予想キャッシュフロー、予想人員計画、組織図みたいなものを、徹底的に。政府の資料、刊行物センターにはしょっちゅう行って、本屋さんではあらゆる本を買い集めて。一度本屋さんへ行くと、10万円分くらいは買っていたからね、毎回。徹底的に調べ抜いて、考え抜いて、しかも、それをやるからには、単なる人まねのものじゃいかんと。何がしかユニークなアイデアを伴った、しかも日本で少なくとも圧倒的一位になれて、最終的には世界展開がいけてというようなことで調べ抜いて、考え抜いたんだけど、そのプロセスをもう一回、この1年かけて徹底的に行って、そのうちのエッセンスの部分を「新30年ビジョン」として掲げる。それがわれわれのグループの社員に対して、そして株主の皆さんに対して、あるいはわれわれに興味を持ってくれているようなファンの皆さんに対して、言うべきことなんですね。

 

100年後の未来はどんな時代か想像しているか。

 

30年後のヘルスケアを想像しているか。

 

5年後のビジョンを描けているか。

 

僕は今日一日特に予定がなく構想を練ったり、準備したりする予定だ。そんな今日一日のことを昨夜は、「明日の一日は長いなぁ」と思っていたけど、そんな気持ちじゃアカンかったな。

 

志を高く、一番を目指し、大胆に攻める。

 

どっぷりやっていこう。

こころはゆれるプディング?

冒頭から僕はこころを奪われた。

 

こころ1

 

ココロ

こころ

kokoro ほら

文字の形の違いだけでも

あなたのこころは微妙にゆれる

 

ゆれるプディング

宇宙へとひらく大空

底なしの泥沼

ダイヤモンドの原石

どんなたとえも

ぴったりの・・・

 

こころは化けもの?

 

 

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「こころ」谷川俊太郎著。

 

詩なんてめったに読まないものだけど、

 

こころの機微が分かるようにとの配慮だろうか。

 

友達がくれた。 

 

 

詩集は本と読み方が全く違う。

 

何かを得ようとするのではなく、心の奥底にあるガラスの破片を照らしだすように、薄っすらと見逃していることや、見たくないものを映し出す鏡のように見るものだと思った。

 

著者は比喩や漢字、行間など活字のすべてをうまく使い、直感的な、感覚でしか表現し得ない真実を言葉にうまく乗せる。

 

 

うつろとからっぽ

 

心がうつろなとき

心の中は空き家です

誇りだらけのクモの巣だらけ

捨てられた包丁が錆びついている

 

心がからっぽなとき

心の中は草原です

抜けるような青空の下

はるばると地平線まで見渡せて

 

うつろとからっぽ

似ているようで違います

心という入れものは伸縮自在

空虚だったり空だったり

無だったり無限だったり

 

 

「心をそう捉えているんだ!」と、心に対する考え方を文学的に問うてくる。

 

現実の辛さを例えの甘さを用いて表現している。

 

音楽ですらまどろこしい変幻自在

心は私の所有ではない

私が心の宇宙に生きているのだ

高速で地獄極楽を行き来して

おまえは私を支配する

残酷で恵み深い

心よ

 

時々グサッと刺さる言葉を用いたり、ひょうひょうとお茶目な言葉を使ったり、まさに心を表現するこの詩集は心のようだ。

 

一読しただけでは分からないこともあって、きっとまた読み返した時にも噛みごたえがあるんだろうな。

どうカバーするか?あなたも2つのタイプに分けられる。

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人は大きく2つのタイプに分けられる。

 

内向的か、外向的か。

 

そう提唱して心理学界を大きく揺るがした「ユング」。

 

子供に対して「彼は内向的な子だ」とかよく聞く言葉だが、その言葉を普及させた精神科医だ。

 

そんなユングの心理学的類型を読んで、学び、気付いたことがある。

 

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ユング「心理学的類型」 オススメ度★★★★★

 

 

 

人がタイプとして2種類ある


著書では細やかなタイプに対する描写が秀逸で、本当に人の心理を的確に言葉にしている。

 

簡単に内向的・外向的タイプの解説をざっくりまとめると、

 

内向的な人、つまり落ち着いた態度、時には批判的で、辛辣で読み取りがたい性格。通常は自分の感情をしっかり手元で抑えていて、自分で活動させ、思想を理解するのが好きな人。無意識のうちに人を慰め、思いやりがある。固定した感情と考えを持っている。それと同時にカオス的、情熱的な情動生活を携えている。それを自らが知っているが、抑えられない。仕事面では自分の仕事をしあげてしまうと、気前よくそこを立ち去る。自分のはじめた仕事が自分の手にかかって駄目になっていくのを見るよりは、それが他人の手で繁盛するのを見る方を好む。正しいか正しくないかや目的にかなっているかは考えず、社会の期待に逆らっても自己を誇示しようとする。

 

外向的な人は敏捷性と便宜主義が強い。物事を管理することを好み、社会にとっては極めて有益な存在であることが多く、全力をあげ率先して社会を指導する。新たな理念を生み出したり、新しい道を切り開いたりすることは少ないが、それに従ったり、理解したり、実現することはすみやかにできる。家では社交場で見せたものとは全く別の性格をみせる。禁欲を好む傾向はなく、家では冬であり、社交場が夏である。外向タイプの主要価値は自分自身にあるのではなく、他者とのあいだの相互関係にある。自分の精神や健康を顧みないという著しい犠牲を払った上で適応能力を高める。

 

このように内向的・外向的に分けられるのは適応の過程で生まれたのだとユングは説く。

 

生物として、生きる術として根本的に異なった2つの道があるというのだ。

 

1つは個々の個体のもつ防御力や寿命は比較的乏しいが、生殖力のほうは旺盛であるというもの、もう1つは生殖力は比較的乏しいが、個体が様々な自己保存の手段を備えているものである。

 

つまり攻撃と防御に例えやすい。

 

男子に分かりやすく言うと、ドラクエでも戦略として攻撃力を高めてガンガン戦う方法も1つだし、回復や防御力を高めていのちだいじに戦うのも1つということだ。

 

非常にシンプルで、生物学的にも納得がいく。

 

 

 

無意識はタイプを補完する


ユングのタイプ論は、内向的・外向的などに分類だけに留まらない。

 

内向的な人と外向的な人はそれぞれ全く別なのではなく、内向的な人も必ず無意識の中に外向的要素を持っており、補完するようになっているのだ。

 

外向的な人も必ず内向的な要素を持っている。

 

人はみな自分のタイプではない無意識の傾向とどのように関わり、それを取り入れ、どのように統合していくかという課題を持っている。

 

意識の一面性を修正し、これまで意識的に生きてこなかったものと直面し、それを統合していくことこそ、ユングは「個性化の過程」と呼んだ。

 

ユングはこころの中の様々な対立するものを示し、人は意識的に生きてこなかった側面を統合していくものだと提唱した。

 

心理学的類型論では内向的・外向的に分けたのち、さらに思考・感情・感覚・直感のタイプに分けて解説されていく。

 

 

 

僕は情動を抑えていた


外向的な人は情熱の度合いが少ない。

 

僕も外向的に分類され、嬉しいとか、楽しいは表現するが、相手に合わせられる分、自分を犠牲にする傾向にある。自分が我慢すれば済むことは相手に遠慮してしまう。

 

感情に対しての動きを抑えがちで、人の目を気にして、見栄っ張りだ。

 

 

僕は自分のやりたいことをやってきたつもりだったが、そうではないと気付いた。

 

「自分のやりたいこと」すべてではなく、「自分がワクワクすること」に対してのみ純粋だった。自分の感情や細やかな配慮はしてこなかった。

 

しかし、情動を抑えて適応することが悪いことではなく、自分の長所だ。自分の長所を伸ばしつつ、うまく自分の感情に配慮することを考えないといけない。

 

 

人と自分では得られるスキルが違う


僕は人の違った感性によく感動する。なんでそんな風に感じられるのか不思議なことが沢山あって、いつもどうしたらそんな風に気付けるのか、常に他の人が感じ、考えることを自分でも網羅しきろうとする傾向にあった。

 

そこまではよいとして、その考えから得られるスキルが違うのに、自分で人が持っているスキルをすべて身につけようとしていた。できていない自分が悔しいし、人を羨ましく思っていた。

 

 

しかし、人によって大きく戦略が2つに分けられるし、そこから得られるスキルは違う。

 

再度ドラクエ風に言うと、職業を選択した際にレベルによって覚えられる技や魔法が違うようなものだ。

 

手広く浅くスキルを覚えるよりも選択した職業を極めていく方が強い。

 

弱くなりがちなスキルがあっても仕方がない。気付いた時にうまく補完しつつ、自分の攻撃力を高めることだと腑に落とすことができた。

 

 

 

おわりに


その他にも自分とは異なるタイプの考えを深く知ることができ、よい学びがあった。

 

違いを知らないことは恐怖だ。

 

違いを知らないと何を考えているのか分からず恐怖を覚えて、距離を置く。

 

タイプの違いを知ることで許すことができる。

 

心理学は非常に実用的な学問で面白い。

追いかけてはいけない!尊敬する人を越える3ステップ。

みなさんどうも。

 

サブタイトルが「健康の種を贈る研修医のブログ」なのに健康関連に記事が少なくてすみません。

 

温めているんです。

 

だいぶ温まってきました。

 

でももうちょっと温めます。

 

健康に関しては本気で粛々とプロジェクトを進めていて、完成したらドーンと出していこうと思ってます。

 

 

 

 

今日は僕が勝手に尊敬している先生のことを書こうかなと。

 

 

岩田健太郎

 

 

研修医でこの先生の名前を知らない人はいない。

 

37歳にして神戸大の感染症の教授となった。

 

研修医オススメ本でも紹介しているが、「抗菌薬の考え方、使い方」は研修医必読本だし、より感染症の専門的な本、「ある日、ワタルさんはエイズになった」という絵本、「1秒もムダに生きない時間の上手な使い方」という時間管理本、「構造と診断 ゼロからの診断学」という診断学の本、「Dr.岩田健太郎のスーパー指導術」という指導の仕方を書いた本まで。

 

著書は20冊以上。

 

本当にすごい。

 

かねてからすごい人だなと思っていて、講演を聞けるチャンスがあった時はワクワクして行ったが、期待以上にすごかった。

 

話が面白いし、本質をついている。

 

その講演では大学を卒業してから医学部に入学すべきだという趣旨のものだったのだが、岩田先生が話した内容は真っ向からそれを批判するものだった(何て人だ!)。それなのに笑いあり、納得し、質疑応答も盛り上がった。

 

そんなわけで僕はこの先生を尊敬している。

 

この人のように深みのあるコンテンツを発信していきたい。

 

畏れているだけでは得るものがない。この人を追い越すためにはどうしたらよいか。

 

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尊敬する人を越えるには3ステップある。

 

 

1.親しくなる

やっぱり近くに行って、その人の発想、話し方、行動を観察し、盗むのが一番だ。会う時間が長い程その人のことを考える機会も多く、得るものが多い。

 

2.分析する

尊敬する人をきちんと知る。なんとなく一緒にいてはいけない。どこがすごいのか、何をしているのか見極める。

 

3.自分に活かす

よくある失敗はその人になろうとすること。追いかけているだけでは一生追いつけない。自分と尊敬する人とでは強みが違う、時代背景が違う、仲間が違う、目標も違う。自分はどうすべきかを本気で考えて、自分の道を歩んでいかないといけない。

 

 

1.はおいおい仲良くなれたらよいが、とりあえず2からは今でもできるので、僕は岩田先生の著書を分類してみた。

 

1.専門分野(感染症、HIV、旅行感染症)

岩田健太郎: 神戸大学感染症内科版TBL: 問題解決型ライブ講義 集中!5日間
岩田 健太郎: 抗菌薬の考え方、使い方Ver.3
トラベル・アンド・トロピカル・メディシン・マニュアル
ある日、ワタルさんはエイズになった
岩田 健太郎: 抗HIV/エイズ薬の考え方、使い方、そして飲み方
感染症のコントラバーシー―臨床上のリアルな問題の多くは即答できない
リスコミWORKSHOP! ― 新型インフルエンザ・パンデミックを振り返る
感染予防,そしてコントロールのマニュアル-すべてのICTのために

2.診断学

岩田 健太郎: 構造と診断 ゼロからの診断学
総合診療・感染症科マニュアル
クリニカル・リーズニング・ラーニング

3.授業、教育、指導方法

岩田 健太郎: Dr.岩田健太郎のスーパー指導術 〜 劇的に効果が出る“教えるコツ”“教わるコツ”
岩田 健太郎: 主体性は教えられるか

4.時間管理

1秒もムダに生きない 時間の上手な使い方 (光文社新書)

5.命、患者、倫理

ためらいのリアル医療倫理 ~命の価値は等しいか? (生きる技術!叢書)

6.災害医療

災害ボランティア健康管理マニュアル

7.アメリカ医療

真っ赤なニシン―アメリカ医療からのデタッチメント

 

 

こう並べてみるとやっぱり専門分野の本が大半だ。

 

幹が据わっているからこそ、枝葉も輝く。

 

僕は健康と総合診療で本を出さないといけないな。

 

今に合った攻め方でいこう。

これで速読ができる!苦手だった本を4倍の速度で読む方法。

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僕の友人のニノも同様にブログを書いている。(二宮英樹

同じ研修医だけど、猛烈な勢いで本も読むし、地域コミュニティに興味があり、イベントを開いたりしている。

 

そんな彼の書評であった一冊を僕も読んだ。

 

王様の速読術 斎藤秀治著 ★★★☆☆

〜1冊30分でも必要な知識は吸収できる〜

 

速読のコツをまとめると、

 

①真面目に全部読まない。
②80%の理解を20%の時間で得る。
③訓練すれば誰でも徐々に早く読めるようになる。
④指針として本を読む目的は知識の吸収にあることを忘れない。
⑤3段階で読む。プレビュー・フォトリーディング・スキミング
⑥時間を測って読む。
⑦アウトプットする。

 

1つずつ簡単に説明すると、

 

①真面目に全部読まない。

イマイチな本を買ってしまった場合猛烈に読み飛ばすけれど、大抵はいつも全部真面目に読んでいた。

 

新しい世界の本であれば、それでいいと思う。でも自分がよく知っている問題に関する本などは全部読み進めなくてよい。

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図の一番右にあるように基本書は熟読してもよい。 

②80%の理解を20%の時間で得る。

一冊の本から100%の知識を得るよりも、80%の理解を20%の時間で得る方がよい。

そうすると、同じ時間内で80%の理解だと5冊読める計算なので、80%✕5=400%となり、4冊分の知識が得られることになる。

もしこれが1年間で50冊読む人であれば、その4倍は200冊だから、150冊の違いが出てくる。

1年間でも差は歴然だ。

 

③ 訓練すれば誰でも徐々に早く読めるようになる。

すぐに速読できるものではない。でも訓練すれば必ず早く読めるようになってくる。絶対早くなる。そう信じて続ける。

 

 

④指針として本を読む目的は知識の吸収にあることを忘れない。

速読しようとすると速読することが目的になってしまったり、楽しめなかったりする。そこで忘れてはならないのが、目的は知識の吸収だということ。

 

⑤3段階で読む。

具体的な速読の方法は、

(1)プレビュー:表紙、帯、まえがき、あとがき、目次などを5分で読む。全体像を掴み、要点、読む目的を把握する。

(2)フォトリーディング:全ページをパッパッと5分でめくっていく。読むのではなく、脳に直接ダウンロードする。キーワードを拾い、頭に浮かばせる。

(3)スキミング:必要なところはゆっくり、他はスーっと読み飛ばしいく。飛ぶ鳥のように滑空しながら海面を見渡す。魚の気配を見つけたら、急降下していく。この繰り返し。

 

 

⑥時間を測って読む。

測らずにダラダラ読むから、早く読めないのだ。

 

⑦アウトプットする。

釣った魚を寿司ネタにするようなもの。釣った魚と寿司ネタでは全然違う。色んな所にアウトプットの必要性は説かれているので詳細は省く。

アウトプットも時間を測って行う。

 

 

ちなみにこの記事に70分かかったwもうちょっと早くできるようにしたい。

 

みなさんも是非速読頑張って!

戦国時代の残酷なまでに合理的な世界から学ぶ

スポーツでもゲームでも人生でも、ジャンケンでさえ勝った方が気持ちいい。

 

勝ち方はメンタルマネジメント 勝つことの秘訣の記事で紹介しているが、

 

敗者の条件を知ることでよりくっきりと勝者たる条件が分かる。

 

そう思って読み始めた。

 

敗者の条件★★★★☆会田雄次

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この本は食うか食われるかという戦いの原則が支配していた戦国時代やヨーロッパの真実の姿が描かれていた。

 

その真実を客観的に受け止めることで現代の自由競争が理解できる。

 

この本を読んだ一番の感想は、

 

 

真理は暗黒。

 

 

歴史では光輝く勝者の英断ばかりが語られ、好まれるが、現実にはもっと暗い部分がある。

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画像はコチラより

 

親戚・兄弟・両親を殺さざるを得なかった戦国時代。

 

自分の命・権威・名誉・女・大志のためには何だってする。

 

 

残酷なまでに合理的になる。

 

 

下克上の時代では、高貴な生まれと教養と誠実さと能力を持った人は、時代遅れのものに献身し、死ぬことになった。

 

合戦の時に吉日を選んだり、方向を考えてたり、神事、易、和歌、能に精力を使いきってはいけない。

 

信長がそうしたように新しい時代は、古い飾り物としてしか役に立たぬ伝統の衣を、きっまりと脱ぎ捨てたものによってのみ築かれていくのである。

 

 

 

競争に勝ち抜く能力として著者が記したことを抜粋すると、

 

 人生の持つ苛酷さに、誰の助けも借りず、誰とも結ぶことなく、まったく自分自身の能力と責任において進んでぶつかっていく。
 徹底的に、自分自身だけで処理していくのだ。そのためには、氏素性も地位も身分も財産も持たぬ方が、かえって覚悟が定められてよい。何か持てば、人は当然の弱点として、その自分自身のものではない何者かにたよろうとするからである。
 では、この個人の能力とはなんであろうか。武芸の能力ではない。もちろん、武芸は必要だが、それだけでは、かろうじで自分1人が生きていくだけのことにすぎない。それに武勇がありすぎると、大将としてはかえって困る。「人は元来みな、犬のような臆病者である。猛虎のごとき将が、ただ1人敵のなかに突入して死んでしまう、ということになりかねない。強すぎるのは、弱すぎるのと同様に悪である(甲陽軍艦)。」たよりとするのは自分の才能である。鈍でもなく、利発にもすぎず、決断と不屈の精神と万全の計画を遂行していく力である。

 

 

 

この考えが丸々現代社会に当てはまるわけではない。

 

しかし、「天は人の上に人を作らず」として身分制を極端に排撃した福沢諭吉も否定したのは世襲的な身分制だけで、「学問を勤めて物事をよく知るものは貴人となり高人となるが、無学のものは貧人となり下人となって、この現実の世の貧富貴賤の区別が生ずる(学問のすすめ)。」と述べるように

 

人生には厳しさを伴い、

 

自分の力で前に進まなければならない。

 

 

シビアな現実を感じた。