カテゴリー別アーカイブ: 研修医日記

インキュベーション施設は寮みたいなもの

押上にあるインキュベーション施設に行ってきました!

Center of GARAGEは、ベンチャー、町工場、大企業の三者連携を実現する、リアルテック・ベンチャーのインキュベーション施設だそうです。研究開発型や、ものづくりに特化した世界中のベンチャーに対して、イノベーションを加速させるためのあらゆるサポートを提供してくれるみたいです。

シェアスペース。ガレージを改装していて広い。

個室もありシェアスペースもあって、イベントスペースもあって、同じようなフェーズの仲間がいて、寮みたいな感じが好きです。

研修医時代に寮生活をしていて、とても楽しかったのを思い出します。

また「エリート校の成果を支えるのは同級生」。

校舎、教授やカリキュラムは二の次です。

こういうところでやると、いい情報や刺激をもらって頑張れるんですよね。

私も現在東京都が支援してくれているASACに入居していますが、本当にいい環境です。

昨日はこのCenter of GARAGEに入居しているNeurospaceの小林さんと飲んできました。

睡眠×テクノロジーで、良質な睡眠が取れるサービスを作っています。

資金調達をすでに何回もしており、チームは9人程度で売上もしっかりあがっていてすごいです。

ヘルスケアにおけるB-B-Cという同じビジネスモデルでやっているのでためになる話を沢山聞かせてもらえました。

PR活動に力を入れ、まずは一社にうまく導入してもらって、そこから広げていけば、行ける気がしてきました。

起業家同士の交流はいいですね〜。当分はそんな場所を提供してくれる施設でやっていたいです。

僕が総合診療医をやめて診療を「足」に特化した理由

ご無沙汰しています。久々の更新です。

最近は本当に日々が充実していて、毎日が面白いです。

facebookではちょこちょこ何をしているか分かる投稿をしていますが、ブログにはなかなか手が回っていませんでした。

プロフィールも修正したのですが、一番の変化は、4月から診療を「足」に特化したことでしょうか?

実は総合診療医を辞めました。起業と研究もしているので、診療には週1-2日しか取れず、総合診療医としての定期診療を一旦終えることにしました。

ただ気持ちは患者さんと真摯に向き合う総合診療医のままです。専門外でも貪欲に学ぶ精神は一生忘れないつもりです。

 

足病医になった経緯


学生時代に予防医療が絶対に今後の世界で重要!と感じ、予防に関することを手当たり次第やってきました。

食事、運動、ヨガ、睡眠、呼吸法など、みなさんが「健康」と言われたときに思い浮かべることはひとしきりイベントを開催したり、本を読み漁ったりしてきました。

その中で、まだ十分に認識されていなかったり、社会実装されていないのが、SDH(Social Determinants of Health;健康における社会的決定要因)と運動器予防だと思います。

健康は個人の問題だと思われがちですが、もっと上流の原因には、社会環境や住環境、職場環境などがあります。

また運動器予防が本当になされていないなぁと痛感しています。運動器とは骨や筋肉に関することで、関節の痛みや腰痛、肩こりなどです。

街で歩いていても、「この人は将来100%膝を痛めるだろうな」とか分かってしまう人が沢山います。女性だと1割くらいいますね。

なぜそんなことが分かるようになったかと言うと、自分自身がそうだと気づいたからです。

私自身がO脚で扁平足で、歩き方が汚かったんです。。。なかなか気づかなかったのですが、結構ヤバかったです。

今は日々、自分の身体の使い方を意識して、洗練させていこうとしていますが、時間がかかるし、モチベーションの維持が大変です。

こんなのはすぐに日本中、世界中の人が治せるものではありません。例えば「歩き方を綺麗にする」なんて優先度の高いものではないです。

そんなことより、仕事が忙しい!とか、彼女が欲しい!とか、iPhoneの新しいのが欲しい!とかそんなことの方が優先されがちです。

だからと言ってほうっておけば、将来膝や腰を痛めます。現在の65歳以上の高齢者の2-3割が膝や腰が痛く、両方合わせると2人に1人は困っています。身体の使い方がよくないと、痛みを抱えるおじいちゃん・おばあちゃんになると思った方がいいですね。

世界中で問題になっており、アメリカで22.7%、ヨーロッパでも22%の人が筋骨格系の問題があり、最も頻度が高い健康障害と報告されています[1][2]。

医療費も循環器疾患、癌の次に運動器疾患がきますし、要介護の主要な原因でもあり、関節疾患と骨折・転倒を合わせると25.4%にのぼります(平成28年国民生活基礎調査)。

生活習慣病と同じくらい大事なのに、生活習慣病に比べると大した対策がなされていません。

これは、自分の人生をかける価値があるなと思いました。

そういうわけで、総合診療医から足を専門に診る「足病医(そくびょうい)」に転身することを決心しました。

 

足病医とは?


私の場合は、足専門の整形外科医のようなものです。

病気はだいたいが、慢性的なストレスによって発症しています。例えば糖尿病は慢性的に血糖値が高いことで合併症を起こします。血圧も、慢性的に高いから脳出血などするわけで、一時的に高くなっても身体は対応できるのです。

運動器疾患も同様で、慢性的に膝の関節や腰の骨にストレスがかかっているせいで、変形してきたり、痛みになるわけです。

特に重力がかかる足、膝、腰あたりが問題になってきます。肘や肩があまり変形しないのは、重力による負担があまりないからです。

逆に言うと、一番重みを支える足は、結構たいへんなんです。片足だけで28個も骨がある足は、色んな地面でも対応できる柔軟性と、推進力を出す硬さの両方を兼ね備えます。

つまり運動器の予防において「足」はとても大事なんです。

満足は、「足が満ちる」と書きますし(本当は足りるという使い方ですがw)。

整形疾患で実際に多く診るのは外反母趾や扁平足、足底腱膜炎などですが、足病医は、それ以外に巻爪、皮膚トラブル、むくみ、静脈瘤や糖尿病の足病変なども診ます。

 

おわりに


そんなわけで、現在は起業や研究もしながら、足病医として働いています。下北沢病院というアジア初の足の専門病院で研修・診療させて頂いています。診療日は毎日エコーを使って、患者さんの足の悩みと向き合っています。

何か足に関してお悩みがあれば、どうぞご相談下さい。

 

[1]Centers for Disease Control and Prevention. Prevalence of Doctor-Diagnosed Arthritis and Arthritis- Attributable Activity Limitation – United States, 2010-2012. MMWR 2013;62:869-873.

[2]The European Musculoskeletal Surveillance and Information Network. Musculoskeletal health status in Europe. (www.eumusc.net)

ベルリンで見えたもの。

バージョン 2

ベルリンに来て早くも1週間が経とうとしています。

 

img_5316本当に偶然にもまたしばけんと会いました。

 

今回はドイツにあるシャリテ大学のサマースクールに参加するために来ました。

 

大学院のプログラムで来ており、グローバルヘルス(Global Health)を中心に多くのことを学ばせて頂いています。

img_5318美味しい料理も頂いています(笑)

 

 

なぜ私がドイツに来ようと思ったのかを振り返ってみると、自分にとって良い環境に身を置こうとしていました。

 

環境は人に強い影響を及ぼします。

img_5367-1卓球台があれば、卓球をしたくなる人が結構います。これもSDHですね。

 

置くことができる最高の環境に自分を置き、自分を磨いて、さらによい環境に自分を置く。

 

そういうよいサイクルを回すとよいと思います。

 

そんなわけでドイツに来ました。

 

berlin2016

 

サマースクールには日本人とドイツ人はもちろんのこと、フランス・インド・ケニア・中東・ウズベキスタン・アメリカなど各国出身の院生や学者が参加しており、とても刺激的でした。

 

みなさん、よく発言します。

 

質問に質問が重なり、議論が白熱しました。

 

時に笑いがどっと起きたりもしました。

 

その笑いに全くついていけず、英語力が劣っていることを痛切に知らされました。

 

 

 

ただ、集中すれば少しは分かる所もありました。

 

色んな国の人が参加しているため、フランス人やガーナ人の英語が聞き取りにくかったり、アメリカ人女性や日本人の英語は聞き取りやすかったりと、聞き取りやすい英語と聞き取りにくい英語があることが気付きました。

 

フランスのように鼻の抜けたようなものであったり、インドのように下をよく巻いたりと、母国語の発音の特徴によって訛り方が異なります。

 

母国語の発音が違うから、第二言語としての英語も、訛り方が違います。

 

だから聞き取りにくさはお互い様なんですね。

 

日本語訛りは全く恥じる必要がありません。

 

ネイティブよりもノンネイティブの方が多い今の時代、英語の発音が多少下手でも、伝わることが大事ですね。

 

 

 

 

img_5366-1

授業の一環でHealth riskとなるものを街の中に探しに行き、一枚の写真を撮ってくるというものがありました。

 

そこでは自分の意見を言わないとグループとして成り立たないため、なんとか自分の意見を言って、取り入れてもらえたり、却下されたりしました。

 

img_5392

最終日に各グループが一枚の写真をもとにここが健康的だとか、ここが健康的ではないと発表していったのですが、これが議論の種になり、

 

自転車一つをとってもエクササイズになり健康的だとか、いやいやヘルメットをしていなくてリスクだとか、国によっては車との接触事故を起こしやすいからよくないなどと、各国から意見が飛び交いました。

 

そこでは自分の感情、自分のバックグラウンド、興味や価値観がありありと表現されていました。

 

ボディー・ランゲージや間の置き方、言葉のトーン、笑いのポイント。このへんは想像以上に世界共通ですね。

 

そしてそれぞれの母国語はあるのだけれども、別の国の人たちと話すために公用語である英語を話す。

 

参加していた各国の人たちは、きちんと自分の感情や価値観と英語がつながっていて、よく伝わってきました。

 

 

 

「このフィールドか。」

 

 

 

私は思いました。

 

一つの地球に様々な言葉を話す国があるため、折り合いをつけたり、お互いがよりよく暮らすために英語で話し合う場がある。

 

世界で行われている国際的な会議は、こんなことをやっているんだ!と知り、

 

胸をときめかせながら、私は自分の意見を言わずにはいられなくなりました。

 

 

そしてチャンスを見つけたとき、

 

私は自信満々に自分なりの発言をしつつ、

 

狙った笑いを2回取ることができました(笑)

 

正直もう少し相手に響くことを言いたかったのですが、そのためには自分を高め、研究や事業をしっかり深めていくことが必要ですね。

 

そしてPublic healthの分野では英語を使えるようになろうと思いました。

 

ネイティブとのディスカッションでもだいたい意味が分かるレベルのリスニング力と

 

ゆっくりと落ち着いた低い声で話し、時に笑いもとれるスピーキング力を身につけようと思います。

 

 

img_5399

 

旅はもう少し続きます。

 

来週はスイス。WHOなどの国際機関を色々と視察してきます。

とある大学院に入学しました。

4月から色々と変わりました。

 

専門医になることを諦めました。

 

まぁ諦めたのは1年ほど前ですが。

 

そして今は何をしているかというと、大学院に入りました。

 

 

千葉大学です。先進予防医学共同専攻の博士過程に入りました。

IMG_4727

その中でも近藤克則研究室でこれから3-4年お世話になります。

 

 

なぜここに入ることになったかと言うと、

 

私が今まで会った女性の中で一番人を巻き込む力がすごい、世界を変える人だなぁと思っている先輩(ドクター由衣子)と飲んでいる時に、

 

「大地くんは絶対千葉大に来た方がいいよ」

 

と言われ、巻き込まれました(笑)

 

 

いやいや、もちろん最後は自分で決めましたよ。

 

私自身、健康に関して色々と予防活動する中で限界を感じていたんですね。

 

特に1人の医師として、患者さんの生活習慣指導をしようと思ってもうまくいかないことばかりでした。

 

病気で苦しむのは70歳とかそのくらいの年代で、その前の痛みも何もない30代40代の人に、

 

「減量しましょう!」「節酒しましょう!」「禁煙しましょう!」と言ってもなかなか変わらない上に、アプローチできる人数は限られています。

 

「もっと別のやり方が必要だな」と感じていたところ、近藤ゼミに見学に行き、これだ!と教えてもらいました。

 

 

「SDH」です。

 

 

SDHとは、social determinants of healthの略で、健康における社会的決定要因のことです。

 

例えば私がずっと診ていた糖尿病患者さんを例にすると、

 

30代男性で体重100kg強だったのですが、

 

はじめは内服薬を処方しながらせっせと生活指導をしていましたが、悪化の一途。

 

インスリンも導入して、量もどんどん増やしながらも生活指導を続けました。

 

それでも悪化するので、最終的には入院してもらい、なんとか少し改善の兆しが見えたところでした。

 

その人の悪化の原因は、決してその人の「意思が弱い」からではありません。

 

原因は、「激務」でした。

 

24時間営業の職場で、バイトの学生が休めば店長の自分がなんとかしなくてはいけないとか、

 

会社命令で単身赴任しなくてはならなくなったとか。

 

そんな状況では、自分の身体をいたわることはできません。

 

 

世の中には、そういった健康を左右している要因が「個人」ではなく、「社会」にあるものが沢山あるのです。

 

収入や教育の水準なども健康に関係しますし、家の近くに緑が多いか、地域のつながりがあるか、なども関係するんですね。

 

そして、人の意思に訴えかけるよりもその人の環境を整えた方が健康になった!というエビデンスがどんどん出てきているんです。

 

 

そのSDHに関する研究発表をバシバシ出しているのが、近藤克則ゼミです。

 

JAGESというプロジェクトを動かしており、高齢者を対象に3年に一度14万人もの健康情報を集めており、これを使ったりして研究しています。

 

ハーバード大学と連携していたり、行政とも密接に関わっており、

 

なんかもう、まじでここ社会を動かしているぞ!という印象です。

 

いっちょやってやろう!って気になってきましたね(笑)

 

そんなわけで入りました。

 

頑張ります!!

 

興味のある方は、院ゼミはオープンなのでどうぞお越し下さい^_^

 

伊是名島日記〜島1人の医者として〜

伊是名島に行ってきた。

 

IMG_4236

沖縄のドクターヘリ「MESH」に乗って。

 

IMG_4241

やっぱり海が綺麗!11月でもギリ海に入ることができた!

 

IMG_4252

1週間という短い期間だったので、心を伊是名において過ごす。

 

IMG_4261

伊是名JAMといって、野外で音楽をならし、ジンギスカンなどの食べ物を売っている人たちがいた。

 

IMG_4266

次の日に一緒に飲む。「オジーと一緒に飲む」ことに衝撃を受けた。ただの近くに住むオジーなのだ!

 

IMG_4276

日中は仕事。1500人の島なので一日30人くらい診る。

 

基本的には「いつものお薬を下さい+咳が出ていて」などが多い。

 

時々、

「魚の骨が喉に詰まって」→内視鏡がないので喉頭鏡で頑張って探す。

「目に異物が入りました」→綿棒で拭き取る。

「足がどんどん腫れてきて」→蜂窩織炎と診断し、抗生剤を処方。

「施設入所中の患者さんが発熱・意識障害」→ヘリで搬送。

など。

 

沖縄

診療の合間に島を散策したり、スナックに飲みに行ってオジーと再開したり。

 

IMG_4268

島のカレンダー。休肝日が一大イベント(笑)そして、高校生の修学旅行の多さに驚いた!

 

単にホテルに泊まるのではなく、地域の家々に民泊しにくるのだ。

 

仕事を手伝ったり、島の日常を体感するというもの。

 

島が潤い、若い活気も出る。高校生にとってもいい体験や出会いになる。

 

面白いビジネスモデルだ。

 

IMG_4285

大潮で海が引くと、サンゴ礁を歩けるようになる。

 

 

 

夜中にライトをつけて、歩くこと2時間。

 

IMG_4297

タコをゲット!!!マダコに、テナガ、シガイなど7匹ほど見つけた。

 

IMG_4290

島一番の名人に連れて行ってもらった☆

 

IMG_4299

採れたてを茹でて、そのまま食べる。中くらいの大きさのが一番うまい!

 

 

あっと言う間に一週間が過ぎた。島の色んな人にお世話になりましたm(_ _)m

 

暖かく迎えてくれて、感謝です!

 

IMG_4311

東京へ帰る前に沖縄本島で友人と再開。その友達と野外カフェへ。

 

戦争を経験したオバーが面白いという。

 

オバーと二人で海辺に飲みに行ったりもするそう。

 

車から降りる時は背負ったりもして。

 

そんなことをあんまり経験したことがなくて、なんでそうなるのか、もっと知りたいと思った。

 

 

 

 

 


 

島は狭く、人の距離が近かった。

 

離島の診療所では最先端の医療を提供できなかった。

 

でも人の距離が近いから、サポートも多くて、その人らしく暮らせる期間が長いように見えた。

 

90歳のオバーが旅館で朝ごはんを作ってくれていた。危ないからと言ってオバーから仕事を奪えば、認知症が一気に進むのは目に見える。

 

患者さんの幸せを考えた時、最先端の医療が目の前になくとも、家族や地域のサポートが最善の医療になる。

 

 

もちろんきっと悪い意味でも人の距離が近いのだと思う。

 

だけど確かなのは、「大切なつながりは近い方がいい」ということ。

 

どこにいても、大切な人を大切にしたいと思った。

外見を磨いた方がいいという話。原石よりもダイアモンド。

人の心を掴みたいと思ったら、まず五感に訴えることが大切だ。

目を楽しませ、耳を楽しませる。そうやって理性を金縛りにして心を奪うのだ。

 

フィリップ・チェスターフィールドが書き記した「わが息子よ、君はどう生きるか」という本を読んでとても印象に残ったのは、「自分をよりよく見せる才を磨く」ことを重視していた点だ。

 

全9章あるうち、「時間を大切にせよ」とか「器を大きくせよ」とか「自分の意見を持て」とよくある話の中で、8章は人の心を魅了するために自分の外観を工夫するよう述べていて、具体的なアドバイスが沢山あるところが面白かった。

 

イギリス最大の教養人の1人として称され、大使や官僚としても活躍したチェスターフィールド。

 

そんな彼が父親として、自分の息子に宛てた歯に絹をきせぬ文章だからこそ、実際問題とても大事なこととして、章の一つに大きく取り上げて「外見」についてあれこれと述べていた。

 

 

彼は人を建造物に例えており、

 

「いくら頑丈な建造物でも野暮で殺風景であれば、わざわざ中に入って、仕上げや装飾を見るまでもないと思われても仕方がない。

 

ところが、外壁に装飾などを凝らして美を競っていたらどうか?

 

建造物にまったく興味のない人でも、思わず目を奪われ、どんなに不用意に通りすがった人でも、思わず足を止める。そして、中を見たいと申し出て、実際に中に入ってしまうに違いない。

 

人間も同じで、することなすことすべてに神経が行き届き、品位を感じられたら、見た瞬間に心を奪われ、その人に好意を抱いてしまうのではないだろうか。」

 

というように説明していた。

 

 

この本はイギリスのみならず全世界1100万人もの人々に読み継がれているそうだ。

 

1774年著だから240年も前の本なのに、今読んでも全く色褪せていない。見た目が大事だということは真理なのだろう。

 

中身は大事だ。

 

しかし中身だけの原石では見向きされない。外を磨くことで人を魅了してやまないダイアモンドとなる。

 

 

 

 

 

ちなみに今僕は沖縄の伊是名島というところにいます☆

沖縄

1週間だけ離島医療をしにきました。

島は小さくて、地域住民との距離が近いです。

高齢者の生きる価値について。

「生きていてもしょうがないと思うの。」

 

「腎盂腎炎という病気になったから、入院して治療しましょうね」と伝えた時のことだった。

 

 

「早く迎えにきてほしいと思ってるの。でも今回もダメなのね。」

「もう周りの友達もみんないなくなってしまって、迷惑をかけるだけだわ。」

「すっきりあの世にいける方法はないのかしら」

 

しっかりとした声でそう言っていた。

 

綺麗に白髪を櫛でとかれてあり、笑いじわ沢山の素敵な笑顔をする彼女は、95歳には見えなかった。

 

 

そんな彼女の言葉に偽りはないのだと強く感じた。

 

本当に、死にたいと思っているんだ。

 

価値のある人間でいたいと感じている。

 

 

でも死にたくない気持ちもある。自分で死ぬにも痛かったり、そのせいで迷惑をかけたりする。

 

天秤のように揺れ動く。

 

死ぬことを恐れていない人を沢山みてきて、彼女以外にも同じようなことを言う人も何人かみてきて教えてもらった。

 

 

価値のある人間でいたいと思う高齢者は多い。

 

 


 

高齢者の価値とはなんだろう?

 

 

「ありがとう」と繰り返す愛嬌のあるおばあちゃんは院内でも人気がでる。自分の祖父母や親しくしている人が人生の終わり際を見せてくれ、沢山のことを教えてくれる。

 

ひいじいちゃんが生きているというだけでも孫にとっては価値だ。

 

ボランティアをすれば人の役に立つだろう。日野原先生なんかは100歳を越えてもとてつもない価値を生み出している人だ。

 

 

でも疑問に思った。

 

 

「価値がないと人は生きてたらアカンの?」

 

 

 


 

高齢者になっても、価値を出し続けないといけないのか。

 

 

『話が長くなるお年寄りには理由がある』(増井幸恵著・PHP新書)によると、

 

90歳くらいの高齢の方になると、ちょっとしたことに対しても楽しみを感じている方が多いという。「ごはんが美味しい」「テレビを見ているのが本当に楽しい」「寝るのが大好きだ」「お友達と話すのが楽しい」など、それだけでありがたいと思っているのだ。

 

もちろん孤独感を抱いている。

 

しかし、「嫌な気分はほとんどない。気持ちは落ち着いている。いいことがあるわけではないけれど、とても幸せだよ」というふうに語ることが一般的だという。

 

こうした気持ちのあり方を、トルンスタムという社会学者は「老年的超越」と名づけた。

 

従来の喜ばしき高齢者のあり方は「生涯現役」だったが、それとは正反対に思えるようなあり方も、超高齢者の幸せのかたちとして存在している。

 

高齢になれば身体的に人に手伝ってもらわないと生きていけなかったりもするけど、それは若者と何が違うんだろう?

 

僕達も沢山の人に支えられて生きている。

 

金銭的にはきちんと保険を積み立てたり、システムでうまく支えられる社会をつくればいい。

 

常に十分な価値を生み出さなくてもいい。

 

子供から大人から高齢者までみんなが幸せに暮らせたら、それでいいのではないだろうか。

 

みなさんはどう思いますか?

今日の病院でのドラマ

最近歩くのが好きです。

 

疲れてくるとうまく歩けていなかったりして、奥が深いなぁと思います。

 

下半身と上半身がつながらなくなったりするんですね。

 

筋肉を使って無理やり足を踏み出している感じです。逆にうまく歩けていると自然と足が出るようになります。

 

日常の中でできることなので、これほど効率的に健康的になれることはないですよ。

 

まさに時短!

 

 


 

今日は病院で心に残るドラマがありました。

 

悪性腫瘍の告知。

 

それも治療するかしないのか、非常に悩ましい方でした。

 

1時間半かけてインフォームド・コンセントを行い、最終的には患者さんに決めてもらいましたが、これで良かったのかなぁと余韻に浸りながらもその後の仕事をやっていました。

 

全部やり終えたあと、でもここからが僕の勝負です。

 

帰る時、キツイなぁと思う。

 

でも、ゆっくり歩いていると少しずつ気持ちも晴れていました。

 

このキツさの原因は何だろう?

 

こういう仕事+活動を行うのがキツイのか、何か今逃げていることがあるのか、仕事が大変だったのかとか考えたのですが、

 

単に寝不足だと気付きました。

 

昨日夜にキングダム最新刊を3週ほど読んでいたせいですね(笑)

 

ホント、面白いんですよ(笑)僕が唯一購入している漫画です。

 

 

話が飛びましたが、今の自分は単に疲れているんだとか客観的に分かってくると、精神論でなく、うまく対応できるなと思いました。

 

自分をよく知るとパフォーマンスがあがります。

 

ゆっくり歩くと自分と向き合いやすくてよいです。歩くの、オススメです。

 

11月22日に歩き方イベントをやるので、正しい歩き方を知りたい方など、お待ちしてます☆

 

 

 

詳細を再度転記しておきます。

*************************

 

「頑張るビジネスパーソンのための時短ウォーキング講座」

■日時:11月22日(日)13:00〜16:00
■会場:新宿村スタジオ ウェスト303
丸ノ内線西新宿駅より徒歩7分
大江戸線中野坂上駅より徒歩8分
新宿駅より徒歩20分

■対象者:美しい歩き方に興味のある方全て
■参加費:2000円(ドリンク付き)
■持ち物:室内シューズ(あれば)
■定員:40名(先着順/要予約)
■予約方法:下記予約フォームで申し込み

http://goo.gl/forms/a8zKcCN567

■内容
13:00〜 オリエンテーション
13:10〜 歩き方講義 〜正しい歩き方を知る〜
14:00〜 「ペアウォーキング」〜歩き方をチェック〜
14:30〜 休憩
14:40〜 「美ウォークコンテスト」〜明日美しく歩けるように実践〜
15:40〜 クロージング
16:00  イベント終了

■講師
中村尚人
「身体と心の運動に取り組み、予防医学の実現を目指すヨガ講師」
理学療法士として医療・介護分野にて臨床経験を積む中で、病気になってからよりも、病気にならないようにする事の重要性に気付き、予防医学の実現のためにヨガとピラティスのスタジオを立ち上げる。自らまとめ上げたピラティスメソッドやウォーキング法の指導者育成をはじめ、執筆活動、各種講演、日々の運動指導に携わる。
「ヨガの解剖学」「コメディカルのためのピラティスアプローチ」著、「ティーチングピラティス」監訳、他多数。
タクトエイト代表取締役http://www.takt8.com
allaboutコラムhttp://allabout.co.jp/gm/gp/1669/library/

岡部大地
本企画の主催「日本ヘルスケア協会」代表。具合が悪くなってから受診する患者さんたちを多く診療する中で、根本治療は若いうちに身体をケアできるようにすることだと感じ、ビジネスパーソンの健康作りに注力する。
内科認定医、専門:総合診療科
ブログ:http://daichiokabe.com/

■主催 日本ヘルスケア協会https://www.facebook.com/japan.healthcare.association
■お問い合わせ yahhou019@gmail.com
■後援 日本ヘルスファウンデーション協会

*************************

字は汚くても良かった。

僕は字が汚い。

 

これでも書道はやっていて、ゆっくり書けば昔は結構綺麗だった。

 

でもそんな面影もなく、今は字が本当に汚い。放ったらかしすぎた。

 

 

なぜこうなったのか?

 

理由は簡単で、これまで受験・試験のために字を書いていた僕にとって、字は自分さえ読めれば大抵良かったのだ。

マークテストは◯をつけるだけで、2次試験も答えを書くくらいで合っていればそれほど汚くても問題なかった。

むしろテストで時間内に素早く終わらせるためには早くことが優先事項だった。自然と字は汚くなっていった。

 

 

今はパソコンをこよなく愛している。

 

パソコンは自分の早さについてきてくれる。字より早く書けるし、めっちゃ綺麗だ。

 

パソコン最高!これからもよろしく!

 

 

でも、紙で書く方がいい時もある。

 

頭の中を描く時。

 

そんな時に自分のあまりの字の汚さに改めてびっくりした。

 

ゆっくり、丁寧に書いた方がいいんだな、と気付いた。

 

その方が想いも乗るし、見直しやすい。

 

一枚の絵として。

 

IMG_3507

 

ちなみに今は茨城県は東海村に来てます。また三ヶ月だけ派遣されています。

東京よりゆとりがあって、その分フィードバックが少なくて、病院ではちょっと物足りなさを感じてる。ま、ゆっくり羽を伸ばすのもいいか。

 

ただこっちに飲み・遊び相手がいなくて、寂しい!

 

だから企画練ったり、アプリ作ったり、ふらっと海に行ったり。

1471239_824546077628421_4797302981456129048_n

時間があるからといってもプロジェクトや仕事ばかりはできなくて、うまく気分転換も必要やなってことで、サーフィンすることにした。

11141109_824546080961754_6900068729375159356_n

寒くて無理かなーっと悩んでたけど、暖かくなってきてできそうや!ってことでボードを購入!

 

うーん、これは楽しみ!!!

 

東京に戻ってきて、近況

東京に戻ってきた。というか戻ってきてもう2ヶ月も過ぎてるし。

 

今いる病院にいると本当によく働いてる。

 

毎朝気持ちは病院モードにして、身体を前傾姿勢に

 

頭ん中をフル回転させて、

 

よけいな仕事が増えないように、

 

手間取ることなく患者さんを診て回る。

 

たぶんもう少しペースを落とす時はゆっくりした方がうまく回りそう。

 

その傍ら、2月は内科認定医という資格を取るために自分が担当した患者さんの症例をA3一枚にまとめてた。

 

18人分。

 

こんなエピソードで来た患者さんの、初めの状態はこんな感じできて、検査ではこんな状況だったので、こんな病気と診断して、こんな風に考えられたので、こういう治療をしました。この病気は典型的にはこんな風ですが、この患者さんはこういった特徴がありました。

 

みたいな。文献を調べながら、まとめていく。

 

2月から始めて28日くらいしかなくて、1週間に5つくらいまとめなアカン計算やから、途中滞った時はもう無理かと思ったけど、

 

慣れてくるとまとめるスピードも上がるし、何をどこで考察すればいいかも分かって早く終わるようになった。

11032755_792528090830220_1568604318676399122_n 

内科認定医の病歴要約が終わったので、3月は少し余裕ができそう??

 

年度末で他にも仕上げなあかんことがあるので、頑張ろうっと。