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日本老年医学会雑誌の優秀論文賞を受賞!次は国際誌へ。

以前のブログ「検査よりも問診ー高齢者の健康寿命を1.3倍予測」に内容を書いた論文が、日本老年医学会雑誌の優秀論文賞に選んで頂きました!

第26回優秀論文賞でした!2018年に掲載された原著論文28本のベスト3に選ばれたようです。

とても光栄なことで、素直に嬉しく思います。自分としては結構いい論文を書いたけどあまり反響がなかったな、と埋もれた感じがあったのですが、認められてよかったです。

副賞で10万円もらえるそうですww表彰式が6月に仙台であるそうなので、ついでの仙台家族旅行にでも当てようと思います。

国際誌を狙う次の論文も認められるように頑張って書き上げたいですね。

次の論文は「痛み」にフォーカスしています。自分の起業のテーマでもあり、人生のテーマです。

人生100年時代になり、人は長く生きられるようになりました。次は、その中身が重要になります。要介護の原因の1/4を占めるのが「痛み(ロコモ)」です。骨が変形したり、骨折してからでは遅いので、この予防をどうするか。

研究では視点を広く、痛みを起こす地域の要因を探っています。

現在千葉大が中心となって、高齢者10万人〜30万人規模のアンケートを3年に一度実施しています。JAGES(日本老年学的評価研究)というプロジェクトですが、最近WHOでも世界的な成功事例として特集されました(Knowledge Translation for Healthy Ageing: the Japan Gerontological Evaluation Study (JAGES))。

このJAGESデータを使って、地域レベルで痛みをみています。

そうすると、痛む人が多い地域では、最大39%、痛む人が少ない地域では最小10%という結果が見えてきました。

つまり、痛む地域と痛まない地域があるということです。

みなさんの街はどうでしょうか?

地域差を生む原因は、個人だけで説明できるものなのか?もしくは地域にも原因があるのではないか?ということで、地域レベルで痛みの原因を探す研究を実施しています。

起業では個人の歩き方や歪みに着目し、それを改善できるようなサービスを作っていますが、研究では地域の問題に注目し、その改善を提案するような論文を書いているわけです。

そして研究でも原因として注目しているのが、「歩くこと」です。

ある程度結果は出てきているので、あとは英語論文にするだけ。でも何度も解析し直したり、書き直したりでなかなか進まないんです。。。研究に当てる時間が少なすぎるというのが一番ですが。

最近はほぼ事業に時間を当てているので、研究日か日曜日で時間取れたときに進めるという感じですが、もうすぐ博士4年で最終学年なので、勢いでバッと書き上げたいと思います!

千葉大の近藤ラボに来た意味。3年間を振り返って。

先日千葉大学で月2回の院ゼミがありました。新入生の山下さん、卒業生の八木先生、そして近藤先生のポートフォリオを聞く機会がありました。

その中で近藤先生に見せて頂いた線画の例えがとても印象的でした。一本一本の線を一ヶ月に見立て、なんとなくの流れに見えても、振り返って全体を見直すとその意味を新たに見出すことができ、一旦パラダイムが見えると、そのようにしか見えなくなるというものでした。

一見ただの線に見えるが、ひっくり返すと人の顔が見える

人生というスパンで振り返ることの大切さを改めて実感しました。
そこで少し気が早いですが、私の人生にとってこの近藤ラボでの2-3年にはどういう意味があったのだろうかと疑問が浮かびました。俯瞰的に見て、3つの意味があると考えました。

1.アカデミックの軸足をつくる
2.ビッグデータを用いたPublic Healthを学ぶ
3.近藤先生というロールモデルを追う

 

1.アカデミックの軸足をつくる


私は予防医療の普及に尽力したいと考えており、自分の強みは医師であることです。これから産官学の様々な場面で医師としての見解を問われることになりますが、その時にアカデミックの視座が欠けると効力は半減するのではないかと思います。

人生100年で考えたときに、10代は教養、20代は医療、30代は起業、40代〜70代はまだ分かりませんが、80歳まで現役でいけると仮定して残り約50年あるわけで、アカデミックの軸足を固めることができれば、50年間役立つものだと思います。

 

2.ビッグデータを用いたPublic Healthを学ぶ


公衆衛生(Public Health)は「みんなの健康」を考える学問です。多くの人に健康になってもらう上で、欠かすことができない視点です。その中でも社会の中で生きている我々は、その社会に健康面でも強く影響を受けています。

例えば、先日のNHKスペシャルでJAGESのビッグデータをAIに食わせたものでは、「本や雑誌を読む」人は他の健康につながる要素との関連が多いことが分かりました。ピンピンコロリで良い成績の山梨県は図書館が全国1位で県の人口を上回る年間92万人の人が図書館に訪れると言います。本人の意図に関わらず図書館を増やせば、自然と健康になるかもしれません。そういった健康のために社会環境を整えることの意義を学ばせて頂いています。

実際に先の論文では1万人のビッグデータを、今回は2万4千人と800地域のビッグデータを使って研究を進めています。今後は起業の方でもリアルワールドデータを扱うため、必ず役立つものだと思います。

 

3.近藤先生というロールモデルを追う


厚生労働省、ハーバードやWHOにも認められているJAGES(高齢者30万人の縦断研究)を構築した近藤先生は、退官を控えてしぼむどころか、壮大な夢を掲げて、後継者教育、省庁をまたいだ健康施策、大企業を巻き込んだ仕組み作りに着手しています。近藤先生を知る人は、みな尊敬の念を覚えます。そんな近藤先生を身近に感じ、その姿勢や考え方を吸収させて頂いています。

 

おわりに


現段階で私が近藤ラボに来た意味はこの3つになりますが、あと1年ちょっとでこれらをさらに深めるであったり、新しい学びを掴み取っていきたいと思います。

検査よりも問診ー高齢者の健康寿命を1.3倍予測

少し前になりますが、私が執筆した論文がアクセプトされ、雑誌に掲載されました。

「高齢者総合機能評価は健診よりも健康寿命喪失を予測する:JAGESコホート研究」というタイトルです。ざっくり言うと、「検査よりも問診が大事だよ」という話ですね。

医師が診療するときには、問診(話を聞くこと)と身体診察で診断の8割が決まると言われています。同じように多くの人の健康状態を測る健診においても、問診が大事だという話です。

実は健康診断では異常を見つけられても、その後の指導にはあまり効果がないと言われています[1]。イギリスの有名な雑誌に掲載された論文のタイトルは「健診はリソースの無駄使い」とまで書かれています[2]。それに対し、高齢者に問診して様々な面をチェックする高齢者総合機能評価(CGA)というものを用いると、健康寿命が伸びるという報告があります[3]。

もし問診の方が健康寿命を予測するならば、針を刺したりして侵襲性が大きく、コストも大きくかかる健診には疑問の余地が生まれます。話を聞くだけで健康寿命が十分わかるなら、それに越したことはないですよね。

そこでこの研究では、高齢者約1万人に健診と問診票による調査を実施し、その後3年間追跡調査しました。

その結果は、健診での検査結果よりも、問診結果の方が高齢者の健康寿命を1.3倍予測することが分かりました(下図)。

日本において検査ばかりに重きを置かれている節がありますが、高齢者の健康寿命を伸ばすためには検査よりも問診を行うCGAの方が重要である可能性を日本で初めて報告しました。

昨今テレビで健康番組が多く、健診結果に過剰に反応する人をよく診察するのですが、実際のところ、検査結果よりも元気にしているか、体重が減っていないか、地域の人と交流しているか、趣味活動をしているか、運動しているかなどを聞く方が大事なんです。

この結果が、超高齢社会を迎えた日本の健診のあり方を問い直す鍵となればと思います。

 

[1]Krogsbøll LT, Jørgensen KJ, Grønhøj Larsen C, Gøtzsche PC: General health checks in adults for reducing morbidity and mortality from disease. Cochrane systematic review and meta-analysis. BMJ 2012; 345: e7191.
[2]Braillon A, Bewley S, Pisinger C, Fisken RA, Richmond C: NHS health checks are a waste of resources. BMJ 2015; 350: h1006.
[3]Ellis G, Whitehead MA, O’Neill D, Langhorne P, Robinson D: Comprehensive geriatric assessment for older adults admitted to hospital. Cochrane Database Syst Rev 2011; (7): CD006211.

食品工場で使う塩分が減ると、私たちの塩分摂取量が減る

時々大学院で勉強をしているのですが、そこでの学びを少し書きます。

格差は健康によくないことが分かっています。

例えば、親の収入が子供の寿命に影響しますし、教育を受けた期間が長いほど健康寿命が伸びることも分かっています。

これからはそういった社会経済的状況(social economic status;SES)の格差を埋めて、誰もが健康に自分らしくいられる社会にすべきです。

しかし社会経済的状況(SES)が低い場合、知識、名声、権力、有益な人間関係などの資源を持っていないため、収入を少し増やすだけでは簡単には健康になれません。

例えるなら川の流れのようであり、支流を1つ2つ抑えたとしても、他のところから流れ出てきて抑えられないのです。

かかりつけの患者さんでもそういった方がおり、時々診察する程度ではどうしようもないなと思うこともあります。これは色んな資源が足りていないからなのだとはっきり認識しました。簡単には格差は埋まらないんですね。。

確かに私自身を支えてくれている資源も、家族、仲間、先輩、地域の方々、先生などのサポートがあり、これまでの成功体験、知識、人にサポートを受ける力、コミュニケーション能力などを培うことができたおかげです。

この格差を埋めるには、個人レベルや集団レベルなど様々なレベルにアプローチする必要があります[1]。

例えば禁煙対策には禁煙外来で個人にアプローチする方法と、政策としてタバコの値段を上げる方法があります。

減塩するためには栄養指導で塩分減らすように言うのも大事ですが、実は塩分摂取量は、工場での塩分消費量とぴったり比例して下がってきています。

出典:[2]より作成した近藤克則先生スライドより引用

工場で使う塩分が減ると、私たちの塩分摂取量が減るわけです。

このように社会環境を変えてしまえば、効率的に国民を健康にすることができるわけです。

私は、禁煙や減塩して脳卒中などを予防するように、姿勢や歩き方を綺麗にして腰や膝の痛みを予防したいと考えています。

そのために様々なレベルに分けてアプローチ方法を考え、実行していきたいですね。

 

参考文献

[1]イチローカワチ著、高尾総司監修・翻訳「社会疫学

[2]http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kenkounippon21/eiyouchousa/keinen_henka_eiyou.html、http://www.mof.go.jp/tab_salt/reference/salt_result/data.htm、http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/kekkagaiyou.pdf

WHOを視察して分かったこと

日本を出ないといけない。

 

ただ漠然とそう思っていました。

 

 

大学一年生の夏、オーストラリアで3ヶ月旅をした時に私は「日本で日本のために大志を成したい」と思うようになったのでした。

 

pa145372↑懐かしい写真がありました。ポイをやっていた時。

 

それから大学6年間、臨床研修4年間は日本のことだけを考えてやってきましたが、

 

大志を成すためには、日本だけでは完結しないことに気付き、

 

今回の大学院が主催するベルリンでのPublic Health集中講義とジュネーヴでの国連やWHOなどの国際組織視察研修に応募しました。

 

 

p1330020↑ジュネーブ日本政府代表部にて

 

結論から言えば、ベルリンでは国際会議で行われる内容を知り、ジュネーブでは国際会議が行われる場所とその役割を知りました。

 

ベルリンで学んだことは前回の記事(ベルリンで見えたもの。)で書いた通りです。

 

 

ジュネーヴはご存知のように、国際機関が集まる場所です。

 

私の理解で以下に書きますが、国際連合がそのトップのようなものです。

 

 

img_5490↑ここが国際連合ジュネーヴ事務局

 

国連はしかし国ではないため、指示できるような立場ではなく、あくまで193カ国の国々が集まる場所を用意し、コーディネートするだけです。

 

争っていたり、いがみ合っていたとしても前に進むには集まって話し合う場を設けることが大切なため、永世中立国スイスのジュネーヴで話し合います。

 

国連では主に最も世界平和に寄与する安全保障、国際協力について議論されます。国連ですべてのことを話し合うのは非効率で、専門性を高めるため分野ごとに機関が異なります。

 

労働問題ならILO(International Labour Organization)、難民問題ならIOM(International Organization for Migration)、電気通信ならITU(International Telecommunication Union)など、そして医療系はWHO(World Health Organization)です。

 

WHOをカタカナにすればワールドのヘルスをオーガナイズする所、つまり世界の健康を取りまとめる機関ということです。

p1320913 ↑Executive board roomというWHOで最も大事な会議が開かれる場所

 

厚生労働省が日本の健康増進を目指すように、WHOは世界の健康増進を目指します。

 

そのために各国の専門家が集まって話し合い、理想も含めて目標を示し、現実に落とし込む道順を描きます。

 

それがガイドラインであり、WHOは主に国単位の保健政策ガイドラインを作ります。

 

学会が患者さんの治療ガイドラインを作るようなものです。

 

 

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-10-03-7-12-33↑グラフのように国際比較をよくします。World Report on Ageing and Healthより

 

しかし国連と同様にWHOが世界を統べているわけではないため、ガイドラインを作っても、各国が従うとは限りません。

 

各国の厚生労働省のような所が、ガイドラインを参考にその国の方針を決定します。

 

WHOの特徴としては、世界全体のことを考えないといけないため、貧困層を救うことに重点を置かれていること、欧米が中心のためアジアよりアフリカにやや目が向いていること、感染しうるものの対策に比重が置かれやすいこと、最近はmiddle-income countryに目が向きつつあることなどが挙げられます。

 

middle-income countyでは肥満や生活習慣病、うつ病、高齢化も問題になりつつあるため、日本の課題と近くなっています。

 

課題先進国である日本が直面している問題を解明し、解決していけば、それは世界のためになるということです。

 

 

WHOなんて遠い存在だと思っていましたが、WHOの役割の他にも内部事情、応募方法、専門家としてここに呼ばれる方法を知り、実際にうちの教授がWHOと連携する様を見せて教えてもらい、さらにはExecutive board roomの円卓の真ん中に座ったことで、

 

「俺も来れるんじゃないか?」

 

と具体的に想像できるようになりました(笑)

p1330104 ↑WHOにて

 

ただ漠然と「日本を出ないといけない」という地図もない状態から、「世界で話し合うならここに来ればいい」という行き先が見えました。

 

 

 

そのために今後の私の課題としては、

 

母国語の違う各国の人たちと話すために必要な英語力を身につけ、

 

度胸をつけて、俯瞰的、論理的に発言できるよう自分を磨き、

 

専門性を高める論文を書いたり、事業を進め、発言できる立場につきたいと思います。

 

 

日本に帰ってやることが見えました。

ロンドンで学んできたこと。

UCL(University Collage London)というイギリスの大学、

 

ややこしいのでざっくり言うとロンドン大学に公衆衛生を学びに行ってきました。

IMG_4892初めてのヨーロッパ。

 

IMG_4909テンション上がる(笑)

 

 

公衆衛生、なかでもSDH(健康における社会的決定要因)について勉強しにきたので、

IMG_4943一週目は朝から晩まで、月曜から金曜日まで授業を受けっぱなし。

 

健康の国際比較から、仕事と健康、子供の成長と健康の話など、

 

健康に関わる要因について、まぁ色々聞いてきた。

 

慣れない英語の授業で、脳みそフル回転でも3割くらいしか分からなかった。

IMG_4945しかも休憩ごとに色んな海外の人とも自然に話さないといけなくて、

 

ランチタイムなんか1時間くらい話さないといけない(笑)

 

1日1日が精一杯だった。

 

英語が下手な日本人って感じに舐められたくないし、堂々としつつも笑顔で、自分らしくあろうとした。

 

 

「英語って本当にいるのかな?」と思ったけど、やっぱりいる。

 

英語は「手段」だから「目的」にはしたくないと思ってたけど、

 

世界の情報をすばやく掴むには英語を使えるようにするしかない。

 

今世界は73億人もの人がいて、日本は1億3千万人だ。

 

10人でアイデアを出すよりも700人でアイデアを出した方が、残りの690人からも面白いものが出て、

 

そのアイデアをもとに世界は変わっていくに違いない。

 

1億人のフィールドではなく、73億人のフィールドにいないといけないと思った。

 

これからは、地球に立つ。

 

IMG_5082↑これが授業を受けていたメンバー。約20カ国から学びにきていた。仕事は博士、学者、医師、歯科医師が多かった。

 

授業は本当に面白かった。

 

具体的な内容としては、

 

・親の収入で子供の肥満になるリスクが5歳で2倍、11歳で3倍変わりうる。

・仕事でストレスかかっていると、心臓病になるリスクが1.4倍上がりうる。

・どんな職業かだけで、心臓病になるリスクが1.4倍上がりうる。

・子供の睡眠時間が毎日一定でないと問題行動の発生率が上がる。

・生活環境の違いが、イギリスの中でも寿命が10年も変わりうる。

・歯磨きをするように介入をしても、親の社会経済的地位が高いと改善するのに、親の社会経済的地位が低いと改善しないことがある。

 

などなど。

 

徹底的にデータに基づいていて、どの程度か数値で示されていて、勉強になった。

 

結論としては、「命には格差がある」ということ。

 

その格差を縮めないといけない。

 

「その人の意思や能力に関わらず、元気に長生きできない世界」をほうっておけるのか。

 

それに格差が大きければ大きいほど、

 

健康度の高い人の寿命も下げることを東大の近藤直己先生が証明したし、

 

同じように経済成長も落ちることを経済学者ピケティが証明した。

 

 

健康格差を縮めたいと思うし、これからの世界はそこに向かうだろう。

 

 

13639854_10208486713798508_719692218_o一緒に授業を受けていた人やロンドンに居合わせた人たちと。一番右の美女が今回UCLに誘ってくれた先輩ドクター。

 

本当に誘ってくれて感謝。

 

最初は断っても、いい感じに何回か誘ってくれる姉御的存在(笑)

 

 

 


 

あっという間に1週間の授業が終わって、

 

せっかくなので友達とカンタベリーという街に向かった。

 

 

IMG_5005しばけん。国民投票に強いジャーナリスト兼旅人。

 

ちょうどEU離脱に関わる国民投票があり、その調査に来ていた。

 

「今からカンタベリー行くけど、一緒に行く?」

 

って言ったら付いて来てくれた(笑)

 

IMG_5017大聖堂を囲む街全体が世界遺産の場所。

 

 

街あり、自然あり、歴史あり。

 

一つ一つのものに美しさがあり、

 

日本にはない街全体の統一感がある。

 

IMG_4988柵とかベンチとかゴミ箱とか全部黒に統一されていて、めっちゃお洒落。

 

13735136_1233686163332184_7736023974524464123_oもうなんか、どこもかしこもお洒落。

 

13717271_1233686393332161_3814236106734872802_o岡部大地、

 

13692941_1233686366665497_5259528502130911660_oモデルになりました(笑)

 

13719519_1233687059998761_8410372739578067465_o「なんかラピュタみたいな所やな。」

 

13717366_1233687116665422_5063662636228514115_o「ここから顔出せそうじゃない?」

 

13701096_1233687239998743_2239413760905684959_o「入ってみた。」

 

 

カンタベリーに住む人に誘ってもらい、

13692863_1233688743331926_9215599643640714787_oピザパーティーもしたり。

 

13719500_1233688863331914_8724166724136815840_oイギリスの楽器を弾いてくれたりして、

 

それがとっても気持ちよくって。

 

俺も何か音楽しようかな。

 

13737532_1233689233331877_7108884313882913571_o夜はしばけんと3日くらい一緒に寝ていて、

 

「お休み〜」って言ったあとから盛り上がるっていう、

 

高校生の修学旅行みたいな感じになってた(笑)

 

お互いの色々話をして、

 

俺も自分は消費社会の歯車になるべくならないように、環境に配慮した生き方をしようと思った。

 

 

 


 

本当に充実の2週間だった。

 

ここに来れたことに感謝。

 

広い視野を持って、意味のある予防医療を実践していきたいと思う。

高齢者の生きる価値について。

「生きていてもしょうがないと思うの。」

 

「腎盂腎炎という病気になったから、入院して治療しましょうね」と伝えた時のことだった。

 

 

「早く迎えにきてほしいと思ってるの。でも今回もダメなのね。」

「もう周りの友達もみんないなくなってしまって、迷惑をかけるだけだわ。」

「すっきりあの世にいける方法はないのかしら」

 

しっかりとした声でそう言っていた。

 

綺麗に白髪を櫛でとかれてあり、笑いじわ沢山の素敵な笑顔をする彼女は、95歳には見えなかった。

 

 

そんな彼女の言葉に偽りはないのだと強く感じた。

 

本当に、死にたいと思っているんだ。

 

価値のある人間でいたいと感じている。

 

 

でも死にたくない気持ちもある。自分で死ぬにも痛かったり、そのせいで迷惑をかけたりする。

 

天秤のように揺れ動く。

 

死ぬことを恐れていない人を沢山みてきて、彼女以外にも同じようなことを言う人も何人かみてきて教えてもらった。

 

 

価値のある人間でいたいと思う高齢者は多い。

 

 


 

高齢者の価値とはなんだろう?

 

 

「ありがとう」と繰り返す愛嬌のあるおばあちゃんは院内でも人気がでる。自分の祖父母や親しくしている人が人生の終わり際を見せてくれ、沢山のことを教えてくれる。

 

ひいじいちゃんが生きているというだけでも孫にとっては価値だ。

 

ボランティアをすれば人の役に立つだろう。日野原先生なんかは100歳を越えてもとてつもない価値を生み出している人だ。

 

 

でも疑問に思った。

 

 

「価値がないと人は生きてたらアカンの?」

 

 

 


 

高齢者になっても、価値を出し続けないといけないのか。

 

 

『話が長くなるお年寄りには理由がある』(増井幸恵著・PHP新書)によると、

 

90歳くらいの高齢の方になると、ちょっとしたことに対しても楽しみを感じている方が多いという。「ごはんが美味しい」「テレビを見ているのが本当に楽しい」「寝るのが大好きだ」「お友達と話すのが楽しい」など、それだけでありがたいと思っているのだ。

 

もちろん孤独感を抱いている。

 

しかし、「嫌な気分はほとんどない。気持ちは落ち着いている。いいことがあるわけではないけれど、とても幸せだよ」というふうに語ることが一般的だという。

 

こうした気持ちのあり方を、トルンスタムという社会学者は「老年的超越」と名づけた。

 

従来の喜ばしき高齢者のあり方は「生涯現役」だったが、それとは正反対に思えるようなあり方も、超高齢者の幸せのかたちとして存在している。

 

高齢になれば身体的に人に手伝ってもらわないと生きていけなかったりもするけど、それは若者と何が違うんだろう?

 

僕達も沢山の人に支えられて生きている。

 

金銭的にはきちんと保険を積み立てたり、システムでうまく支えられる社会をつくればいい。

 

常に十分な価値を生み出さなくてもいい。

 

子供から大人から高齢者までみんなが幸せに暮らせたら、それでいいのではないだろうか。

 

みなさんはどう思いますか?

肩こり注意!ノートパソコンが姿勢を崩す!

最近肩こりがひどい。パソコンを使ってるせいだ。

 

どうしてもすぐに前かがみになる。

 

姿勢をよくするために、ノートパソコンはあまりよくない。

 

可能であればデスクトップパソコン。

 

覗きこむように見て頭を首の筋肉で支えていると首の筋肉が疲れて肩こりが起こる。

 

かがむのではなく、前を向いて、頭の重さを身体の重心に落とすように座った方がいい。

 

でもデスクトップパソコンを買うお金がもったいないのでBluetoothキーボードにしよう。

20140528_695427
http://shinfunabashi.jugem.jp/?eid=333

ノートパソコンをお使いのみなさんも屈まないように注意してね。

 

医療だけで考えてはいけない 〜3ヶ月の地域医療を経験して〜

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もうすぐ群馬での3ヶ月の研修が終わる。

 

まずは地域医療の難しさを実感した。

 

今までは大きな病院で研修していたからだいたいの救急車は取れたんやけど、今は中規模(100床)の病院で、自分1人が当直している。 救急車は断りたくないのに、自分のスキル的に無理だったり、病院のリソース的に無理だったりするのが悔しい。

 

急変しそうな人が来ないと分かって内心ホッとしている自分が悔しい。

 

困ってる人を助けたくて医者になったんやろ?

 

助けを求める手を掴まないでどうする?

 

重症の人だから逃げるってのはしたくないな。

 

悔しい思いをしたけど、ちょうど来月からは救急医療で有名な東京ベイ浦安で2ヶ月研修できる。 いいもん吸収してこよう。

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救急医療は専門医が沢山いる都会の方がいいけれど


でも外来に来る患者さんたちを見ていて、こうも思う。

 

90歳超えのおじいちゃん、おばあちゃんが本当に元気だ。

 

それは病院の医療のおかげではなく、別の要因がある。

 

90歳でも現役で仕事して、野菜食って、健康的な暮らしをしてるからなんやろうと、誰でも分かりそうなことを言ってみる。

 

すごく印象的だったのは98歳のおじいちゃん。

 

「銭はたまらんけど、関節の液はたまるんやな。」

 

とか、

 

「緑を見ているだけでいいんだ」

 

「指は曲がってるけど、心は曲がってない」

 

とか言うねん。

 

入院中のお見舞いには家族たちが、ひ孫まで連れてぞろぞろとやってきた。

 

このおじいちゃんは、素敵な人生を歩んできて、今も歩んでいる。

 

例え最先端の治療をすぐに施すことができなくても、 このおじいちゃんに代表されるようにコミュニティ全体としては元気に長生きできていたら、そっちの方がいいんじゃないか。

 

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歩き方をスマートに!酷い歩き方の最もよい改善方法

理学療法士の友達の紹介で歩き方の個人レッスンを受けに行ってきた!

 

歩き方が悪いとよく言われていた僕には、とてつもなくいい体験だったので紹介する。

 

こんなに正しい歩き方を知っている人に初めて出会った。理学療法士とは身体の動きについての医療を行っているのだとよく分かった。本質的にやっていることは医者と同じ。

 

まずは問診で①今困っていること②過去に行っていたスポーツ③ゴールなどを書く。

 

僕の場合はそれぞれ、「偏平足・すぐ疲れる・歩き方が美しくない」「中学にバスケ、高校でテニス」「ハリウッドスターのように歩くこと」だ。

 

次に骨の位置を手で確かめて骨格を確認し、どういったバランスなのか診察を受ける。僕の場合は、肩や背骨のバランスはよいが、骨盤が右回りに回旋しており、左に傾いていると分かった。自分の実態があらわにされてちょっぴり恥ずかしいが、安西先生の言うように客観的に自分を知ることは大事だ。

 

原因はバスケットで左に重心を置くことが多く、テニスで右回りに回すことが多いことだそう。過去のスポーツなんか関係あるのかな?と思っていたが、見事に合致していた。

 

原因が分かり、現在の問題点がはっきり分かったので、レッスンが始まる。診断に対する治療に当たる。

 

レッスンは足関節の矯正から始まった。正しい足関節の位置を教えてもらい、テーピングされる。

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続いてふくらはぎ、太ももの筋肉の使い方を順に教えてもらう。基礎から実際の歩行までの運動を分解し、シンプルなマシンを使って、徐々に歩行運動に近づけながら矯正していくのだ。

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普段は全く使っていない筋肉を使うので、とても痛い。これが本当に正しい歩き方なの?おかしくない???とも思ったが、やはり僕の歩き方が間違っていたようだ。レッスン前後で動画を撮っておいたのがそれを証明してくれた。本当に歩き方が綺麗になっていたのだ!

IMG_2332

 

(僕にとっての)歩き方のポイントは、

1.腕を前に振る。

2.胸椎から身体を捻る。

3.サイドキックのようにつま先を外に向けてかかとを出す。

4.足裏にアーチを作る。

5.太ももがしっかり伸びるまで踵をつけておく。

6.結果、踵が上がり蹴ることができる。

 

これらのポイントを押さえることで、左右に頭が動いて腰も振って歩いていたのが、たった1時間でだいぶ改善された。

 

指導して下さったのは理学療法士として講演を広く行っている中村尚人先生。予防理学療法というものを提案しており、腰痛や変形性膝関節症といった整形外科的な痛みを予防しようとしている。

 

誤った歩き方や姿勢をしていると関節に負担をかけてしまい、40、50歳台になったころにガタがくる。opeで人工関節に変えてもいいが、そもそもよい歩き方をしていれば、先天的に病気をかかえていない限り問題は起こらないのだ。

 

僕も腰に負担をかける歩き方をしていたので放っておけば、10年後に腰痛を引き起こしていたかもしれない。

 

27年培った間違った歩き方をしていたので、一朝一夕には改善しきれないが、正しい歩き方の方が負担は少なくて歩きやすいので、うまく矯正できるそう。

 

今後は病院の廊下をレッドカーペットだと思って歩こう。

 

 

もしこのレッスンを受けてみたいと言う人がいれば、以下からどうぞ。僕は八王子にあるプライベートスタジオで体験レッスン1時間受けて、5000円。価格以上の価値があった!

詳しくはコチラから→http://www.takt8.com/