ライフスタイル・プランナーへの道。100冊リレー⑥。
早稲田大学応用健康科学研究所が出しているこのパンフレット。
無料でダウンロードできるけど、なかなかいい!
健康になる過程があって、段階は人それぞれだから
その人に段階に合わせた指導の仕方が、いろんな手法を用いていて体系的で、どう指導したらいいか具体的で、シンプルに書かれてある。
少し紹介すると、
例えば、健康度に合わせて人を5つのステージに分けた時、1番目のステージ(前熟考期)の人はまだ運動をしようとも思っていない人。そういう人を指導する方法を4つ紹介してあって、
①運動を行うことによって得られる、わかりやすい恩恵に気づかせる。
②健康についての不安を持たせ、その不安の克服のために運動を勧める。
③周囲に与える迷惑を考えさせる。
④運動を行うという意識を高めるために、情報を集めさせる。
④で言えば、情報を集めさせるというのが、ミソだなと思う。それについて具体的にこう言って下さいとコメント例も挙げてくれてる。
2番目のステージ(熟考期)の人に対しては、
①負担より恩恵の認識を重くさせる。
②日常生活の中でできる短期的目標を設定させる。
③さらに気付きを高めさせ、元気になった自分をイメージさせる。
④自信を高めさせる。
①にある通りで、運動しようか悩んでいる人は、運動する恩恵を知らないし、運動することの負担を大きく感じすぎている。それを取り除き、運動の良さを伝えるといい。
3番目のステージ(準備期)の人には、
①運動を定期的に行うための自信を高めさせる。
②運動に関連する刺激コントロール(きっかけ・合図)をちりばめさせる。
③目標を設定し、その目標を達成するために具体的な計画を立てさせる。
④定期的に運動を行う拘束力を高めさせる。
⑤家族や友人からのサポートを受けさせる。
②が面白いアイデアで、玄関に目立つようにウォーキングシューズを置いたりして、自分が運動したくなるように環境を整えるといい。
自分を変えるのは少し難しいけど、自分の環境を変えるのは簡単。こういうのをうまく取り入れたいもの。
こんな感じでステージに合わせた運動の指導の仕方が書いてあって、運動など指導をする人にはオススメ。是非ダウンロードしてみて下さい。