研修医2年目はみんな悩んでいる。
どの道に進もうか、って。
専門を決めないといけない。
外科の中でも消化器外科か、脳外科か、整形外科なのか。
2017年に専門医制度が新しくなり、19の専門医に大きく医者は分かれるようだ。(専門医の在り方に関する検討会新専門医制度、2017年度開始に向け報告書)
僕は総合診療科だと思っていた。
でも7月に糖尿病の教育入院(健康指導)をやってみて、確かな感触を得た。
これだ!
薬はサブなんだ。
僕がやりたいのは対症療法じゃない。その人の生き方にまで関わるサポートなんだ!
と。
そんなわけで糖尿病専門医もいいなと思い始めた。
でも糖尿病専門医がやりたいわけじゃない。
今の自分は医者として幅広く必要な知識がまだ足りていない実感はものすごくあるし。
ひとしきり考えたあと、大好きな先輩に相談した。
やっぱり最高のアドバイスをくれた。
その答えはシンプル。
自分のやりたいことを素直にやる。
総合診療科でも糖尿病専門医でもない。
自分の本当にやりたいこと、求められていることを純粋にやるんだ。
ロールモデルがないから不安になる。
でもそれ以上に僕達が成すべきことがデカい。
専門医がついでに取れたらいいなと甘く考えたりもしたけど、ついでに取れるものはいらない。
本当にやるべきことは専門医じゃない。国がマスの視点で決めたことに自分を当てはめてはいけない。
自分のやるべきことに集中する。
その考えを軸に実際問題である来年の後期研修先を探そう。