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どうカバーするか?あなたも2つのタイプに分けられる。

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人は大きく2つのタイプに分けられる。

 

内向的か、外向的か。

 

そう提唱して心理学界を大きく揺るがした「ユング」。

 

子供に対して「彼は内向的な子だ」とかよく聞く言葉だが、その言葉を普及させた精神科医だ。

 

そんなユングの心理学的類型を読んで、学び、気付いたことがある。

 

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ユング「心理学的類型」 オススメ度★★★★★

 

 

 

人がタイプとして2種類ある


著書では細やかなタイプに対する描写が秀逸で、本当に人の心理を的確に言葉にしている。

 

簡単に内向的・外向的タイプの解説をざっくりまとめると、

 

内向的な人、つまり落ち着いた態度、時には批判的で、辛辣で読み取りがたい性格。通常は自分の感情をしっかり手元で抑えていて、自分で活動させ、思想を理解するのが好きな人。無意識のうちに人を慰め、思いやりがある。固定した感情と考えを持っている。それと同時にカオス的、情熱的な情動生活を携えている。それを自らが知っているが、抑えられない。仕事面では自分の仕事をしあげてしまうと、気前よくそこを立ち去る。自分のはじめた仕事が自分の手にかかって駄目になっていくのを見るよりは、それが他人の手で繁盛するのを見る方を好む。正しいか正しくないかや目的にかなっているかは考えず、社会の期待に逆らっても自己を誇示しようとする。

 

外向的な人は敏捷性と便宜主義が強い。物事を管理することを好み、社会にとっては極めて有益な存在であることが多く、全力をあげ率先して社会を指導する。新たな理念を生み出したり、新しい道を切り開いたりすることは少ないが、それに従ったり、理解したり、実現することはすみやかにできる。家では社交場で見せたものとは全く別の性格をみせる。禁欲を好む傾向はなく、家では冬であり、社交場が夏である。外向タイプの主要価値は自分自身にあるのではなく、他者とのあいだの相互関係にある。自分の精神や健康を顧みないという著しい犠牲を払った上で適応能力を高める。

 

このように内向的・外向的に分けられるのは適応の過程で生まれたのだとユングは説く。

 

生物として、生きる術として根本的に異なった2つの道があるというのだ。

 

1つは個々の個体のもつ防御力や寿命は比較的乏しいが、生殖力のほうは旺盛であるというもの、もう1つは生殖力は比較的乏しいが、個体が様々な自己保存の手段を備えているものである。

 

つまり攻撃と防御に例えやすい。

 

男子に分かりやすく言うと、ドラクエでも戦略として攻撃力を高めてガンガン戦う方法も1つだし、回復や防御力を高めていのちだいじに戦うのも1つということだ。

 

非常にシンプルで、生物学的にも納得がいく。

 

 

 

無意識はタイプを補完する


ユングのタイプ論は、内向的・外向的などに分類だけに留まらない。

 

内向的な人と外向的な人はそれぞれ全く別なのではなく、内向的な人も必ず無意識の中に外向的要素を持っており、補完するようになっているのだ。

 

外向的な人も必ず内向的な要素を持っている。

 

人はみな自分のタイプではない無意識の傾向とどのように関わり、それを取り入れ、どのように統合していくかという課題を持っている。

 

意識の一面性を修正し、これまで意識的に生きてこなかったものと直面し、それを統合していくことこそ、ユングは「個性化の過程」と呼んだ。

 

ユングはこころの中の様々な対立するものを示し、人は意識的に生きてこなかった側面を統合していくものだと提唱した。

 

心理学的類型論では内向的・外向的に分けたのち、さらに思考・感情・感覚・直感のタイプに分けて解説されていく。

 

 

 

僕は情動を抑えていた


外向的な人は情熱の度合いが少ない。

 

僕も外向的に分類され、嬉しいとか、楽しいは表現するが、相手に合わせられる分、自分を犠牲にする傾向にある。自分が我慢すれば済むことは相手に遠慮してしまう。

 

感情に対しての動きを抑えがちで、人の目を気にして、見栄っ張りだ。

 

 

僕は自分のやりたいことをやってきたつもりだったが、そうではないと気付いた。

 

「自分のやりたいこと」すべてではなく、「自分がワクワクすること」に対してのみ純粋だった。自分の感情や細やかな配慮はしてこなかった。

 

しかし、情動を抑えて適応することが悪いことではなく、自分の長所だ。自分の長所を伸ばしつつ、うまく自分の感情に配慮することを考えないといけない。

 

 

人と自分では得られるスキルが違う


僕は人の違った感性によく感動する。なんでそんな風に感じられるのか不思議なことが沢山あって、いつもどうしたらそんな風に気付けるのか、常に他の人が感じ、考えることを自分でも網羅しきろうとする傾向にあった。

 

そこまではよいとして、その考えから得られるスキルが違うのに、自分で人が持っているスキルをすべて身につけようとしていた。できていない自分が悔しいし、人を羨ましく思っていた。

 

 

しかし、人によって大きく戦略が2つに分けられるし、そこから得られるスキルは違う。

 

再度ドラクエ風に言うと、職業を選択した際にレベルによって覚えられる技や魔法が違うようなものだ。

 

手広く浅くスキルを覚えるよりも選択した職業を極めていく方が強い。

 

弱くなりがちなスキルがあっても仕方がない。気付いた時にうまく補完しつつ、自分の攻撃力を高めることだと腑に落とすことができた。

 

 

 

おわりに


その他にも自分とは異なるタイプの考えを深く知ることができ、よい学びがあった。

 

違いを知らないことは恐怖だ。

 

違いを知らないと何を考えているのか分からず恐怖を覚えて、距離を置く。

 

タイプの違いを知ることで許すことができる。

 

心理学は非常に実用的な学問で面白い。