伊是名島に行ってきた。
沖縄のドクターヘリ「MESH」に乗って。
やっぱり海が綺麗!11月でもギリ海に入ることができた!
1週間という短い期間だったので、心を伊是名において過ごす。
伊是名JAMといって、野外で音楽をならし、ジンギスカンなどの食べ物を売っている人たちがいた。
次の日に一緒に飲む。「オジーと一緒に飲む」ことに衝撃を受けた。ただの近くに住むオジーなのだ!
日中は仕事。1500人の島なので一日30人くらい診る。
基本的には「いつものお薬を下さい+咳が出ていて」などが多い。
時々、
「魚の骨が喉に詰まって」→内視鏡がないので喉頭鏡で頑張って探す。
「目に異物が入りました」→綿棒で拭き取る。
「足がどんどん腫れてきて」→蜂窩織炎と診断し、抗生剤を処方。
「施設入所中の患者さんが発熱・意識障害」→ヘリで搬送。
など。
診療の合間に島を散策したり、スナックに飲みに行ってオジーと再開したり。
島のカレンダー。休肝日が一大イベント(笑)そして、高校生の修学旅行の多さに驚いた!
単にホテルに泊まるのではなく、地域の家々に民泊しにくるのだ。
仕事を手伝ったり、島の日常を体感するというもの。
島が潤い、若い活気も出る。高校生にとってもいい体験や出会いになる。
面白いビジネスモデルだ。
大潮で海が引くと、サンゴ礁を歩けるようになる。
夜中にライトをつけて、歩くこと2時間。
タコをゲット!!!マダコに、テナガ、シガイなど7匹ほど見つけた。
島一番の名人に連れて行ってもらった☆
採れたてを茹でて、そのまま食べる。中くらいの大きさのが一番うまい!
あっと言う間に一週間が過ぎた。島の色んな人にお世話になりましたm(_ _)m
暖かく迎えてくれて、感謝です!
東京へ帰る前に沖縄本島で友人と再開。その友達と野外カフェへ。
戦争を経験したオバーが面白いという。
オバーと二人で海辺に飲みに行ったりもするそう。
車から降りる時は背負ったりもして。
そんなことをあんまり経験したことがなくて、なんでそうなるのか、もっと知りたいと思った。
島は狭く、人の距離が近かった。
離島の診療所では最先端の医療を提供できなかった。
でも人の距離が近いから、サポートも多くて、その人らしく暮らせる期間が長いように見えた。
90歳のオバーが旅館で朝ごはんを作ってくれていた。危ないからと言ってオバーから仕事を奪えば、認知症が一気に進むのは目に見える。
患者さんの幸せを考えた時、最先端の医療が目の前になくとも、家族や地域のサポートが最善の医療になる。
もちろんきっと悪い意味でも人の距離が近いのだと思う。
だけど確かなのは、「大切なつながりは近い方がいい」ということ。
どこにいても、大切な人を大切にしたいと思った。